基礎が大切

平井です。本日は基礎が大切というお話を。
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何事にも基礎というものがあります。
スポーツにもあるようにもちろん、ビジネスにもあります。
僕は新規事業の企画という仕事をやってきて、新しいビジネスを考えるアイデアとともに、いかにビジネスというものの本質=基礎を知る事が大切かという事を学んできたように思います。
例えばマネタイズという事と取り上げてみたいと思います。
Web系のサービスでは、マネタイズを考えないまま、アイデアベースのサービスを作ろうとしている会社をよくみかけます。正直、少しは少なくなったようにも思いますが、まだまだ散見されるのは事実です。
ビジネスをスタートさせるに当たって、マネタイズの分からないものを考えるということがどんなに、おかしな事なのか。本当のところを言うと、3年前の自分には何も分かっていませんでした。
しかし、現在でもそのおかしな考えをしている会社が少なからずあるというところにちょっとした心配を感じてしまいます。
ビジネスというものを端的に著すとすれば、それはお金儲けではありません。
社会に対して自分たちが持っているものに自分たちの付加価値を付け、社会がよりよい方向に進むようにする仕組かなと思います。そしてその対価としてもらったお金は自分たちがやっていることがどのくらいの価値があるのかという事を示すバロメータであるともいえると思います。
つまり、「マネタイズが思いつかない」ということは、基本的に、「そのサービスに対して誰もお金に換えるくらいの付加価値を感じない」という事を意味します。それはもはやビジネスではなく、趣味の世界になります。だからビジネスを考えるのであれば必ずマネタイズを考えないといけないのだと思います。
他には、新規事業の立ち上げ方。
これも数年前には何も分からず、ただ何となく、サービスの機能を考えて、サービスを作成して、リリースをするという事をやっていました。しかし、新規事業の立ち上げ方にも「基礎」というものがあります。サービスを作るだけが新規事業ではなく、サービスを広めるところまでちゃんと考えられる事が新規事業の基礎力として持っておかなければいけないところでしょう。
基礎というのはとても地味で、面白くもないです。「これくらい、やらなくても良いのではないか?」
と思う事は多々あります。しかし、実際には基礎ができていないと、表面だけのビジネスになり、大きくなる事はまれです。運任せになります。
どちらかというと一攫千金的なイメージの強いベンチャービジネスですが、それは何も良いものを生み出すように思いません。個人的には、ちゃんとしたビジネスの基礎を持っている人が作るビジネスが増えていく事を願っている次第です。

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