冷静になる時間

内定者の松廣です。
もうすぐ内定式、同期含め、共に働く仲間と会えるのが楽しみです!

今回のブログ、精神的に非常に未熟な私だから書く内容であり
読み手の皆様には、至極当然のことであるかもしれない
私にとっては、非常に重く、記憶にとどめておく必要がある

最近、孫子の兵法についての本を読んでいた
その時に、出会った言葉を紹介したい
孫子の兵法は、ずいぶん昔の本であるが
最近では読みやすく書かれた本も多く出版されている
また、学ぶことも多い、当然なことも書かれてあるが
全てを念頭に置いて行動することは難しく、
常日頃の気持ちの持ち方を整理する意味でも
一冊ぐらい手に取って読んでいただけたらと思う

怒を以って師を興こすべからず


「現代訳」
君主は怒りという一時的な感情で戦争を起こしてはならない
将軍は憤りをもって戦ってはいけない
国益に合うようであれば戦いを挑み、
国益にそわないようであれば戦いを起こさない

怒りの感情はやがて収まり、いずれの喜びの感情も芽生える
憤りもやがて静まって、心地よい心境にもなれる
しかし、戦争で敗れて滅んでしまった国に再興できず
死んでしまったものが生き返ることはない


ビジネスにおいて感情は、必要ない
理性で判断する
とよく言われるが、まさにそれを的確に表している

ただ、この「感情」という言葉自体
不明確であり、判断しがたく、必要であると思うときもあり
まだ、私にとってその境目は非常に難しいと感じるが

何か失敗をした際
その時は、心臓バクバク慌てふためく愚かな自分
しかし、次の日、寝て起きてみると
解決できる、最低限に被害を食い止めようと考え行きつく思考
次へのポジティブな考えが出てきた経験は多くの方がお持ちであろう

少し異なる事例ではあるが、良い事例があったため引用させていただく

ある食品メーカーのA社長とB専務、二人で会社を大きくしてきた
ところがあるとき、感情的な対立から二人は決裂し
Bさんは会社を辞め独立、以前勤めていたような食品メーカーを立ち上げ
同じような商品を販売する。Aさんに対する敵愾心が消えないBさんは
ビジネスの大きな目標を「利潤追求」から「復讐」に重きを置いてしまった
そのためAさんの会社と値引き合戦や過剰なサービス合戦など
不毛な戦いを続ける、部下たちも仕方なく収益をあげられる差別化商品を開発し
会社を支えるが、社長の個人的な戦いで収益を消すという事態に陥っている

孫子の言う利に合わない戦いとはまさにこのことであると思う

長々となってしまったが、言いたいことはタイトルにも書いた通り
怒りなどといった様々な感情は時に冷静な判断を狂わせる
焦った時、ピンチな時、考えが煮詰まり
そんな時こそ、様々な感情が入り乱れる時こそ
冷静な時間を確保する必要があると私は思う

特に、私はつい感情的になったり、極度な不安に駆られたりすることが
少なくない、ぜひ念頭に置きたいものである

引用:現代ビジネス研究会、孫子の兵法より