僕流、確実に成果を出す方法

こんにちは!
本日は入社3年目の井端が担当します。

僕は、弊社の転職サイトGreenのマーケティング担当として、集客のための施策を考えることが主な仕事です。

そのような仕事をやっていて、施策には「うまく行かない(=成果が出ない)」ものと、「いつかは成果が出る」ものがあり、両者には明確な違いがあると思うようになりました。
その2つの分けるものに関して、今回は書こうと思います。

“What’s the problem?”

僕が思う、成果が出る施策と、出ない施策の違いは、「問題(=課題)は何なの?」という問に明確に答えられるか否か、それだけです。

僕は、マネーボールという映画が大好きなのですが、その中で非常に印象的なシーンがあります。

主人公は、弱小野球チームを率いるブラッド・ピットです。

そのチームにいい選手を入れるべく、”ベテラン”スカウター達が「次に誰を選手としてスカウトするのか」について、それぞれが思い思いに話しています。

「俺はこの選手がいいと思う」

「いや、その選手はダメだ、俺はこの選手を推す」

「いやいや、その選手は全然使えない」

「いや、その選手は彼女がブサイクだ」

「それに何の意味がある?」

「つまり自信が無いってことだ」

このように止めどなく話していると、チームのGMであるブラット・ピットが言います。

「オーケー、分かった。じゃあ聞くけど、何が問題なの?」

すると、そのシンプルな質問について答えることが出来ずに、ベテランスカウター達は黙り込みます。

問題は、施策に先行する

この映画を見た時に、ちょうど自分の仕事で闇雲に次の打ち手を考えていた自分と重なったので、すごく印象に残っています。

ビジネスをやっている以上、多くのミーティングで、「次の打ち手は何か?」という話になることが多いと思います。

しかし、そのようなミーティングの中で、解決策にばかり目が行き、「解決すべき問題は、何なのか?」という点には触れない場合があります。

「俺はこれをした方がいいと思う」

「そんなことよりも、こっちが大事だよ」

「いやいや、今やるべきはこれでしょ」

というように、【何をすべきか】ということばかり話すミーティングです。

基本的に、全ての施策には目的(=ゴール)があり、現在その目的が実現していない理由(=問題)を取り除くことが、施策となると思います。

そうであれば、理屈としては、「何をするべきか?」という話をする前に、「問題とは何か?」という話でコンセンサスを取ることが最優先だと思っています。

 

ここで、タイトルの施策の話に戻ります。

僕が考える、確実に成果を上げるための方法は、この「何が、解決すべき問題なのか?」という点をこれ以上無いくらいに明確にすることです。

本当に問題をうまく捉えることが出来れば、「どう解決すべきか?」はほとんど自動的に決まるケースが多いように思います。

あとは、その施策を「やりたいか、やりたくないか」の違いだけかなと。

自分が「問題だ」と決めたものを解決しても、目的に近づかない時は、「これが問題だ」という仮説が間違っているだけなので、それさえ修正すれば確実にゴールには近づきます。
これを繰り返していれば、理屈としては確実に成果は出ます(時間はかかりますがw)。

このプロセス自体はすごくシンプルですが、意外に日々の業務の中で忘れていることが多いように最近感じたので、メモがてら書いてみました。

仕事で何かに詰まったら、「今本当に解決すべき問題は何なのか」を一番先に考えるようにしたいです。