自分で自分をプロデュースする

こんにちは。今日は自分をプロデュースするということに関して書きたいと思います。
まず、皆さんはプロデュースと聞くと、何を思い浮かべるでしょうか?

僕は、秋元康さんやアメトーークの加地さんなど、アイドルグループやテレビ番組をヒットさせる為にコンセプトや伝え方、
クオリティをコントロールする人を思い浮かべます。誰かや何かを別の人が戦略を立て、実行を支援する。

このプロデュースするという行為。世の中に出ている事例は、誰かが誰かorなにかについてやることが多いですが、実は自分が成長していく上で(自分のビジョンを達成する上で)、自分に対して行うことがめちゃくちゃ重要です。

僕の例を用いて少し具体的に説明します。

多くの方が何をやるにしても、夢や目標を抱きスタートします。アトラエの場合は、ベンチャー企業ということもあり、1人1人の目標や夢が大きい。僕もこの会社に入るときに、世界中のメンバーを集めて、この会社が最高だ!と言われる組織・チームを作ってみたいという思いを抱いて入社しました。

その未来をイメージすると、

  • 自分たちが作ったサービスが世界中の人々に使われている
  • そのサービスを最高のチームAtraeで作っている
  • そのサービスで多くの方のルールが良い方向に変わっている(幸せを生み出している)

といった感じです。更に僕の場合は、全てにおいて中心で関わりたいという願望もあります。笑
(中心が一番楽しいだろ、という個人的な思想ですがw)

中々高い目標です。自分をプロデュースする上で、同等のレベルもしくはそれ以上の行為をしている人を知る必要があります。
例えば、ザッカーバーグやスティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツのような天才的なタイプもいれば、盛田昭夫さんやリクルートの江副さん、僕の好きなパタゴニアのイヴォン・シュイナードやAirbnbのブライアン・チェスキーなど、色々なタイプがいることを知ります。

(今は良い時代なので、本も映画も映像も何からでもイメージの材料をもらえるのでありがたいですね!)

そしてその人達がどのように山を登っているのかを自叙伝なり、記事なり色々なもので調べます。
前提知識をインプットしたあとは、改めて自分の強みや弱みを見た上で、どのように登るべきか?何を大事にするべきか?を考えます。

例えば僕の場合は、知能自体は他の人と比べると高くありません。先程挙げた人々の中には、自分とは桁違いの知能を持つ方もいます。ここでは自分は優位にはなれない。

一方で実行力や体力という部分を磨いていければ、一定の武器にはなるかもしれない。ただしこれだけだと自分の体との戦いになるので、他の要素も必要。例えば、生まれも育ちもごくごく普通で色々な人と付き合ってきたので、共感力や人を信じる力は他の方々よりも高そう。共感や分かり合うから生まれるチーム力を再現性高く作れれば、一つの武器になるかもしれない。
あとはパッション。昔から熱量は良く言っていただけることも多く、熱量を育む力は身に着けないともったいない。

・・・なんて、できる限り客観的に自分を見て考えていきます。この時大事なのは、自分が弱いところを伸ばすマインドではなく、強みや掛け合わせによって如何に目標達成を行うか。仮に僕は、もっとロジカルシンキングできないと一流にはなれないな〜とロジカルシンキングばかりをやり続けても一定まではできますが、やはりもっと頭の良い人には勝てません。ただし自分の場合は、チーム力を武器にするというのであれば、人並かそれ以上は持ち合わせてないと、人と議論をしたり伝えるという行為ができない。なので、そのレベルまではロジカルシンキングを身につけよう…このような発想になります。

そしてある程度大枠が見えてくると、時間軸を引いて、自分の中で大事にする行動や考え方を決めていきます。
例えば僕の場合、実際に入社3年目までは、24時間戦えます。すべて俺にやらしてください。マインドで取り組んでいました。

実行力を鍛えるにはできる限りレベルの高いところで実行を繰り返す必要があり、体力の強みを活かして新規事業から、企画から開発からとにかく色々やっていくという自分なりの方法論でした。

今は育んできた強みを活かしつつ新たなテーマを掲げており、

  • 強いチーム作り
  • 個別最適と全体最適、ロジックを理解した上で、それらを破壊する戦略
  • デザインの価値。コンセプト作り。

などを磨いています。逆にこういったコトにこだわっているので、めちゃくちゃエンジニアのスキルを高めることなどはしていません。(もちろん必要に応じてはしてます…汗)その分の時間をとことん上記のことに当てます。

このように、ビジョンを見た上で、自分の素質を客観的に理解し、戦略を立てて実行していく。これが目標設定じゃない!?って思うのですが、個人的にはプロデュースや勝ち方といった言葉の方がしっくりきます。

自分の成長やあり方に迷う人や悩む人は、改めて自分をプロデュースするという観点で客観的に自分を見てみると良いかもしれません。
仲間が、悩むのは意思決定していない証拠。意思決定さえしていれば悩むことはない。と言っていました。
まさにそのとおりだなと思います。

最後に、個人的にはこの粒度や精度が大事なのではなく、

  • 自分を客観的に見つつ、自分を信じてプロデュースするマインド
  • 何で自分は戦うのか?が明確であること(それで目標に到達するんだっけ?も含め

が大事だと考えています。少しでも参考になれば幸いです。