組織を勝利に導く人間とは

こんばんは、今回は新卒1年目の藤原が担当いたします。仕事をする上での気づきを定期的に発信することで思考を整理する目的で書いております。

最近大学時代のサッカー部のJリーグの道に進んだ同期が二人ともスタメンとして出場し、日本のトップレベルの選手を相手に奮闘している姿をネットでみました。

共に戦ってきた仲間として純粋に誇らしくて嬉しい気持ちが芽生えた反面、「あいつらに比べて今の自分はどうだろうか?あいつらのようにレベルの高い勝負ができているだろうか?」という焦りを強く感じました。

今回はそんな同期の二人を見て改めて感じた、「チームを勝たせる人間になるために必要なこと」について書いていこうと思います。

思い返すとプロにいった二人の同期は勝負のかかった試合で何度もチームを救ってくれました。1対1の局面で勝ち続けチームにリズムをもたらし、試合終了間際で値千金のゴールを決めてチームを勝利に導く。それも一度ではなく何度もやってのける。何より凄いのは相手が強ければ強いほどパワーを発揮する。なぜあんなにも本番に強いのか、成果を出すのか。改めて考えてみました。

勝手な想像ではありますが、大学時代の彼らをみて思うのは、
  1. 負けず嫌いである
  2. 真のオーナーシップがある
  3. 調子の波が小さい
この3点において非常に優れていたように思います。もう少し深堀ます。
 

1. 負けず嫌いである

それはもう彼らは最上級レベルで負けず嫌いだったと思います。僕の勝手なイメージではありますが「負けたくない、勝ちたい」理由を考える時間よりも「どう勝つか?」を考える時間の方が長いのだろうなと今思うと感じます。
 
勝利という目標に向かっておさえるべきポイントを相手よりもはやく見つけ出し確実におさえにいく。おさえるべきポイントは公式ルールブックには載っておらず、状況状況で変化するためわかりづらく、感覚を研ぎ澄まし続けないと見つけることは難しいものです。
 
だからこそピッチのなかだけでなくあらゆる勝負ごとにこだわりをもってのぞむ。しかも本気で。サウナでどちらが先に出るかで勝ったことがなかったことを今思い出しました。笑
 

2.   真のオーナーシップがある

冒頭に述べたように重要な局面で常にチームを救ってくれたのは彼らでした。

彼らが凄いのは結果を出したから、という点ももちろんですが、自分のアウトプットでチームの未来が変わるかもしれないシーンで勝負を仕掛けられることです。

彼らは残りラスト1プレーで自分ボールが回ってきたシーンでシュートを選択します。

誰かにパスを出して頼むこともできるし、シーンによってはパスを選択した方が合理的に見えるような時さえあります。それでも自分でシュートを打ち切ります。

思うに、彼らはただ自分の思うままにプレーした結果そうなるのではなく、チームの立場、各選手の思い、このプレーで起こるポジティブ/ネガティブな未来など様々な要素を誰よりも把握した上でその責任を背負う覚悟があったのだと思います。

失敗したときに自分がどう見られるかとかいう邪念はなく、この一瞬に全てをかけることができます。バスケの神様マイケル・ジョーダンの言葉を借りると

私は9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れた。決勝シュートを任されて26回も外した。人生で何度も何度も失敗してきた。だから私は成功したんだ。

 
ということなんだと思います。
 
真のオーナーは自分でシュートを打ちにいきます。たとえ失敗しても折れずに客観的に分析して次の勝負のための準備を継続して行います。勝負を仕掛ける回数が多いからこそ感覚が研ぎ澄まされ常日頃から勝つために必要な情報の質や自分に課す基準が非連続的に高まっていくのだと思います。
 

3.   調子の波が小さい

1,2と逆説的ではありますが、彼らは自ら勝負を仕掛けているからこそ”負けることもある”という事実を受け入れていました。
 
負けた際も一喜一憂するのではなく、客観的にゲームを分析し、できたことできなかったことを洗い出し、次の試合までに改善できることは何かを考えて次に向けた準備を始めます。監督に怒られてチームがシュンとする場面でも「あのシーンはチームとしてはよかった」と感情に流されずにフラットにみることができていました。
 
「切り替え早いし、冷静やなぁ。」と思っていましたが、彼らは自分の実力でどこまでいけたのかを等倍で見る習慣がついていたのだと思います。そのためどれだけ自分の狙い通りにいったかに興味があり、ラッキーで勝つことに対して自分に過信するようなこともありませんでした。
 
自分が調子が悪かったり、あまり気持ちが入らない状態で負けたとしても、「仕方がない」と受け入れてその反省を次に生かすことができるため、調子の波(特にダウンサイド)が非常に小さかったです。それは以上の背景があったからなのだろうと気づきました。

まとめ

以上気づいたことを書き殴ってみました。この文章を彼らが読んだら「そんなん考えてへんわ!」とも言われそうですがw、サッカーを離れてサッカーを見ると非常に学びがあり、ビジネスに生かせそうな考え方やスタンスがあるなと感じております。
 
ビジネスの世界はスポーツと比べ、ルールが複雑で緊張と弛緩のスパンも長く、結果もわかりづらいため難易度は上がりますが、勝負の本質は変わらないのではないかと思います。だからこそ、長期で熱中している人たちがいる。
 
今の自分が必要だと考えていることは、
①ビジネスの世界での勝負のルールを正しく把握する継続的にキャッチアップすること
②真のオーナーシップをもち、あらゆる状況を把握した上で自ら勝負を仕掛けること
③結果に対して
 
です。サッカーはレベルがあがれば上がるほど楽しいことがいっぱいありました。ビジネスもきっとそんな感じだと思っており、はやくそのレベルで勝負したいなと思うので日々精進するのみです🔥