今回は転職サイトGreenでエンジニアをしています新卒4年目の櫻井が担当します。
テーマは最近、チームとして仕事をする意識が強くなりつつある中で意識し続けたいと思ったことについて書きたいと思います。
同じ目的や目標をもった人と何かをする時、意識的か無意識的に役割分担というものが発生すると思います。
一人では成し遂げることができないことをチームで挑戦することによって成し遂げようとするので、チームにいる一人一人に何らかの責任が伴うと思います。
その責任を果たすために考え、実行していく範囲や区切りを役割と理解しています。
この役割というものは捉え方や動き方次第で良くも悪くもなると感じています。
役割とやることを結びつけない
役割はしばしば行動と紐づくことが多いです。実行することが重要な場合、やることを決めて行動しなければ物事は前に進まないので当たり前といえば当たり前です。
ただし、この行動をすることが役割であるというような捉え方になる場合があります。
引き継ぎで始めた作業やある程度慣れてしまった作業にはその傾向が出やすいと思います。
変化の激しい状況にいる中でその行動を取っていることがいつまでも良いということはそんなに多くないからです。
アトラエのようなより高い成果を出そうと意気込むチームでは既存のやり方の踏襲ではなく、新たにチャレンジする必要がある場面が多いので尚更です。
僕の場合、少し大きな開発に入ると目の前の開発に夢中になってしまいこの開発を通してどのような価値を新たに生むのかやチームの中でこの開発ばかりやっていることが最適な行動なのかと言ったことをついつい忘れてしまいがちです。
では、何を紐付けると良いかというと役割の目的や目標です。
ここについてはwevoxプロジェクトリーダーの森山さんが以下の記事がとても勉強になりました。
自分の行動の積み重ねが目指しているものに到達するものか考えながら日々の行動に落とし込み役割を変容していくことが大事だと思っています。
役割に固執して役割の中に留まっている
自分が任せられている範囲だけをみた言動にも要注意です。
一見、任されたところを精一杯全うしていることは良さそうに聞こえますが、その役割が周りに悪影響をもたらし始めることがあります。部分最適になりすぎて、その役割以外に負担が重くのしかかるパターンです。
サッカーだと、フォワードの選手が自分は得点を取る役割だからと全く守備をしないような状態だと思います。
ここで意識したいことは役割には元々成し遂げたいことがあり、その中の一部を区切ったものに過ぎないということです。
役割を全うするだけではなく、成し遂げるために必要な全体最適の視点が重要です。
これに関しては以下のザ・ゴールという書籍が大変参考になりました。
リードを大切に
大事なことは役割が全体をリードしているような状態を作り続けることだと思っています。
役割にある責任を果たしながら全体のために必要なことをおこなって行く。役割から越境していくとも考えられると思います。
自律分散組織ではその役割・役割におけるリードの総和が組織の成長になり成し遂げたいことに繋がると考えているからです。
役割から全体をリードする意識を忘れずに日々の仕事に取り組み続けようと思います。
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