より良いコミュニケーションを図る為に気をつけるべき3つのこと。

本日は内定者の川村 静哉が担当します。

いやーもうすっかり寒くなってきましたね。
青森県出身の私は、よく周囲の人から「まだまだこれくらいの寒さ、地元に比べたら平気でしょ?」なんて言われますがそんなことありません。皆さんと同じように寒さを感じていますし、着込みます。笑

と、余談はこのくらいにして本日は「コミュニケーション能力」について私の考えをこれまで私が体験したことに基づいて書いていきたいと思います。

就活中、説明会やセミナーなどでよく企業はコミュニケーション能力の高い学生を求めているなんてことを耳にタコが出来るくらい聞きました。

そもそも「コミュニケーション」とはなんでしょうか?
三省堂の大辞林によると

コミュニケーション[Communication]
人間が互いに意思・感情・思考を伝達し合うこと。言語・文字その他の視覚・聴覚に訴える身振り・表情・声などの手段によって行う。

と定義づけられています。

私はコミュニケーションにおいて最も気をつけなければいけない点は、「人間が互いに〜を伝達し合うこと。」だと思います。
つまり、コミュニケーション能力とは「いかに相手を理解し、相手に伝わる形で意思・感情・思考を伝えることが出来るか」という能力ということになります。

そこで、より良いコミュニケーションを図る為に気をつけるべきポイントを3つにまとめたいと思います。

1. 相手の言葉だけでなく、外見・目線・身振りなどに注意し相手のメッセージを理解する


コミュニケーション能力と聞くと、いかに巧みに自分の思いを伝えられるか否かというところを重視しがちです。しかし、相手が求めていない質問に対して、的外れなことを巧みに伝えても全く意味がありません。まずは、相手の言葉・メッセージを耳だけでなく五感を持って受け取り、その意味を把握するだけでなく、その言葉に隠された感情・ニュアンスまで理解しようとする姿勢が大切だと思います。

2. 言葉に頼りすぎない

話術・語学・語彙・文字など口頭や文章など言葉を使った伝達法は最もポピュラーなコミュニケーション方法だと思います。私は、言葉や文字は意思・感情・思考といった心や脳といった内にある実態のないものを目に見える形または相手に伝えるための記号だと考えています。そもそも目に見えない自分の中だけの気持ちを文字や記号に置き換えるわけですから、コンピューターでいうデータの変換作業のように、意思・感情・思考を言葉に変換する過程の中で何か言葉にはできない部分というのが欠落していきます。つまり、言葉のみで100%を伝えることは相当な困難を要します。言葉はあくまで伝達手段の一つでしかなく、意思・感情・思考を口だけでなく全身で伝えようとする姿勢が大切なのかと思います。その姿勢はきっと相手の五感にも訴えかけ、相手はあなたのメッセージを理解または理解しようと心を開くと思います。 

3. 一方通行にならない


先ほども述べたようにコミュニケーションとは人間が互いに〜を伝達し合う行為です。つまり、あなたの伝えたいことを一方的に相手に伝えきったらそれで終了ではありません。または相手をないがしろに否定してあなたの伝えたいことを押し切ることでもありません。まずは、相手を素直に認めることが大切です。IGPの会議室に「ブレストの際のルール」のようなものが書いてある紙がありました。そこに、「相手の意見に反応する時は、まず`Yes〜`から」といった文言が書いてありました。私はその姿勢はとても大切だと思います。まずは相手を理解し認めることがより良いコミュニケーションを図る為の第一歩であり大前提だと私は考えます。

私自身、留学・就職活動・映像制作を通し上記の3つのことを意識してコミュニケーションを図っています。

アメリカ留学当初、私は語彙や発音に気を取られ、全く相手のことを思いやったコミュニケーションがとれていませんでした。それでは、まず相手がつまらないし自分も面白くありません。サウジアラビアの学生は、単語も文法もめちゃくちゃですが、明るい性格でコミュニケーションを取ることを好み身振り手振り、特技などあらゆる手段でそれこそ全身を使ってコミュニケーションを図ってきました。それでも、相手のメッセージは十分伝わるし、身振り手振りから言葉で伝わりにくいことも伝わってきました。

私の就職活動の始めたての時期を振り返ると、一人で悶々と志望動機や長所や短所を文字に起こす作業をしていて、言葉に頼り、質問の意図に沿った返答というよりかは、自分が考えてきたことを何とか時間内で相手で伝えねば!といった全く見当違いのコミュニケーションを図っていたように思えます。 

映像制作を通しラッパーやバンドマンなどこれまで自分の生活圏内にいなかった人々・価値観が違う人々と出会い、まず相手を素直に認めることの大切さを学びました。自分の価値観と相手の価値観をすり合わせ善し悪しを判断する前に、相手の価値観や意見を一度全て受け入れることでまた新たな価値観というのが芽生えてくることもあります。映像制作を通しそれがすごく楽しいと感じれるようになったと思います。

このような経験を通し上記の3つのことに気をつけていますが、果たしてよりよいコミュニケーションが図れているのかと聞かれれば、まだまだだと思います。もちろん自分の意思・感情を100%伝えることや、相手を100%理解することは容易ではありません。しかし、そこをどう伝えるか又は、伝える為に相手のことをよく知るといった行為がとても楽しく面白いと思っています。

今回のブログでは、日々私たちが行っているコミュニケーションについて頭でかっちに長々と書いてしまいました。しかし、当たり前すぎて本来の目的を見失いがちなことだからこそ一度足を止めて考えてみることも必要だと思い就活でもホットなワードである「コミュニケーション」について書かせて頂きました。

最後までお読み頂きありがとうございました。