自分が成長したければ、会社の成長に貢献することだけを考えよう

本日は森山がブログを担当させていただきます!(めちゃくちゃ久しぶりですw)

早いものでこの4月で社会人になって5年が経過し、6年目になります。
気付けば社内でも若手ではなくなっており、いわゆる中堅世代に突入しております。

先日とあるタイミングでこの5年を振り返る機会があり、僕なりに5年間がむしゃらにアトラエでやってみて学んだことを書きたいと思います。

入社して最初の1,2年目はとにかく自分が成長する事だけを考えてとにかくDoしまくっていました。それこそサイバーの社長の藤田さんの本に「週に120時間働けば、人の3倍成長できる」みたいな事が書いてあり、とても感化されていた記憶がありますw

じゃあ振り返ってどうだったか。実はそんなとにかくDoをしていた1,2年目より3年目以降、更には今の方が確実に実感値や成果を考えても成長している自負があります。

1,2年目のときは、とにかく「自分の成長」だけを考えていました。どうすれば一人前のエンジニアになれるのか。一人前のビジネスマンになれるのか。できない技術も習得していかないと、もっとロジカルシンキングが出来ないと、、、みたいなイメージです。そしてどうやって自分が成果を出すか。
サッカーで例えると、とにかく点を取りたい。シュートを打ちたい。試合に出たい。みたいなイメージですね。
試合に出れないと怒るし、自分にパスが回ってこないと不貞腐れるし、、、みたいな非常に扱いづらい1,2年目だったと思います。(みなさん、ごめんなさいw)

※ちなみに半期に1度の評価ミーティングでは、「すぐに感情的になるな」「感情的に話すからなにを言っているのかわからない」というFBを3年目になるまで、ずっと貰ってましたw

そんな中、2年目の冬に2015年入社の新卒採用チームを任さることになりました。 その際にもやるからには「徹底的に成果を出そう」、「このパスを絶対に決めるぞ!」みたいな欲が強かったと思います。

お察しの通り(w)、全く上手くいくわけもなく。毎日のように夜遅くまでやっていましたが、そもそも僕のスタンスが「チームでの勝利」以上に「自分の成果」に向いていたので、毎日のようにメンバーとは言い合いをしていた気がします。

先輩からも「メンバーの方がお前に気を遣っている状態だぞ。」という指摘を受け、非常に凹んだ記憶があります。
その時どうやってもチームが上手くいくイメージがなかったので、スタンスを変えて「チームの成果に必要な事だけにフォーカスをする。」という形を徹底するようにしました。「このチームが上手く成果を出すためには〇〇が必要そうだな。今やっている△△はどうにか早くできるようにして〇〇をやるか。」というイメージで全てを変えてみました。

何かをやると確実にミスは発生します。勿論今後ミスを起きないように徹底しますが、いちいち落ち込んでいる暇もなく、そういう時こそチームの成果に立ち返り、必要なことを実行する。
気付けば、やっていたことはセールスフォースの管理や、事務作業ばかりでしたが、もうその時の僕にはやっていること自体にとくに意味は持っておらず、とにかく必要だと思う事を背伸びをしてでも実施しました。
プレゼンの資料を夜な夜な、プレゼンテーションとは?という勉強をしながら作ったり、自分のスキルが追いついてない場合はとにかく勉強をしながら、実施していました。

この話の流れの時点でネタバレだと思いますがw、プロジェクトとしては結果成功を納めることができました。今でも鮮明に覚えている程、この成功は嬉しく、自分の中でも大きな自信と成長、更にはそこからの自分の視点が大きく変わりました。

それ以降、 「自分の成長にフォーカスするのではなく、とにかく会社の成長に貢献し続ける事が、結果自分の圧倒的な成長につながる」と考えました。

そこからとにかく、

  • 会社にとって今の課題は何か?
  • 今後課題になりそうなものは何か?
  • そこに自分が何ができるのか?

を考え、日常の業務はこなしながら、「もっと会社の成長に貢献できることはないのか」と今まで取り組んできました。

よく「いや、僕には〇〇はできないので・・・」といって自分の貢献幅を限定する言葉を耳にしますが、「できるからやるのでなく、やらないといけないからできるようになる。」ものだと個人的には思っています。

スタートアップの経営者なんてまさにそうですよね。

成長に必要なものは「機会」だとすると、その機会は「作る」か、「あるものを捕まえるか」しかありません。都合の良いようにいつもチャンスが巡ってくる訳はなく、「いかに作れるか?」が成長していく上では非常に重要です。

ではどうやって作り出すのでしょうか?

普通に考えれば、会社にとって意味のないプロジェクトや機会がうまれることはなく、常に会社の成長や重要な課題解決にリンクして大きな機会やプロジェクトはうまれます。

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」

僕も大好きなリクルートの旧社訓ですが、

  • 常にそれぞれの目線から会社の成長に何が必要なのかを考え
  • そこに自分がどう貢献できるかを考え
  • 小さな一歩でもアクションをしながら自ら機会を創り、必要な能力に関しては全力で身につける

まさにこれに尽きると思います。
社外の人でもやっぱり優秀な方は、常に会社の成長だけにフォーカスをし、そのために自分を適応させながら、経験もスキルも圧倒的なものを身に付けています。

入社した時は、「将来は人事とかに興味あります。」なんて就活生に言ってましたが(w)、気付けば新規事業を2回立ち上げ、今はエンジニアではなく営業やその他の業務をしています。自分が恥をかこうが失敗しようが、そんなものはもうどうでも良いと思ってます。

僕が責任を持つのは「事業の成果」と「会社の成長」です。
僕が「営業できないから、ビジネスメール上手くかけないから事業のことは考えられない」とか「恥かくのが怖くて実行できませんでした」なんて言った日には、確実に今のプロジェクトから降りるべきです。

ソニーを作った盛田さんは26歳で会社を作り、SnapchatのEvan Spiegelは僕と同じ歳。自分ではかなりやってきたつもりでも、もう遥か彼方に行っている同世代もいます。彼らは僕には想像できないレベルで会社や事業の成長の為に必死になって、多くの人を巻き込み実行し続けた結果、今があると思います。

自分の成長に悩んだり焦ったりする時間があるなら、手段は何でも良いので「どうやったらもっと会社の成長に貢献できるか?」を死ぬほど考えて実行してください。

昔の僕に何か伝えられるとするならば、上記の言葉を伝えると思います。

「Ask not what your company can do for you, ask what you can do for your company.」

アトラエのオフィスには上の言葉が書かれていますが、単なる綺麗ごとではなく、常にこの視点で各々が少しでも実行し続けられれば、とてつもない数の機会が生まれ、そしてめちゃくちゃ成長し続ける組織になるだろうと思っています。

僕はアトラエの創業者ではないですが、「自分がアトラエを創った」と将来言えるように、引き続き色々な面からアトラエの成長に貢献できるよう頑張ります!

ABOUTこの記事をかいた人

森山 雄貴

2012年のアトラエ新卒入社。入社時から、転職サイト「Green」の開発に携わる。2016年より組織改善プラットフォーム「wevox」を立ち上げ、邁進中。