今回のブログは新卒2年目の後藤が担当します。
いきなりですが、僕は中学3年生からプロレス観戦が趣味です。趣味というよりも生きがいに近いかもしれません。
ちょうど3日前の2月21日にかの有名な武藤敬司という有名なレスラーの引退試合に行ってきました。
引退試合は17時から開始され、メインイベントの武藤さんの試合は19時30分くらいからでした。いつもより仕事を早く切り上げ、18時30分くらいに会場の東京ドームに着きました。
何よりも驚いたのが平日にも関わらず3万人を超える人が来場していたことです。
(通常プロレスの試合の平均来場者数は500~1000人くらいです。)
来場者数にはいろいろな変数が絡んでいると思いますが、1番影響力があるのはもちろん武藤さんの引退です。
スポーツの世界において60歳を超える人の引退試合にこれだけの人々が集まるのは今後日本では中々ないんじゃないか。。と思うほどの圧巻の光景でした。
今回は武藤さんの引退試合を観て改めて感じた「人々を魅了する人の特徴」について書いていこうと思います。
私が考える3つの特徴は以下です。
①いかなる時も人の期待を大幅に上回る結果を出す
②ネガティブな出来事も伏線として利用する
③とにかくプロレス愛に溢れていること
①いかなる時も人の期待を大幅に上回る結果を出すこと
2年目から人気絶頂の新日本プロレスの中心メンバーだった武藤さんは活躍すればするほど、ファンからの期待値は高まる。昨日の自分ではファンを満足させることは出来ないと考えていて、インタビューではこんなことも話している。
「俺のモットーは『昨日の武藤敬司に今日は勝つ』。練習はきついし逃げたくなるんだけど、そう思って毎日戦ってますよ。」
(引用:集英社オンライン)
周りからの期待値がどれだけ高まろうと、その期待値を超えるための努力やこだわり、毎回ベストを更新し続けようという執念が半端ないと思う。そしてその過程に見合う結果、ファンの期待値を39年間上回り続けてきた。
そのためには変化を惜しまず、自らのキャラを時には捨てレスラーとして常にトップを歩み続けてきた。
そんな武藤さんだからファンは応援したいと思うし、武藤さんを慕っている後輩が多いのも納得がいく。
②ネガティブな出来事も伏線として利用する
人間何十年も頑張っていたら全部が全部上手く行くことは99.9%ないと思う。スポーツ選手で言えば大怪我で1年以上活躍できないこともあるだろうし、ビジネスマンで言えば出さなきゃいけない成果を出せない時もあると思う。その中で、諦めず、その逆境すらも自らに必要な壁として諦めずに乗り越えようとする。そして乗り越えるまで諦めないとんでもない執念があると感じた。
3日前の引退試合も体中ボロボロで歩くのもままならない上に、直近の試合で両足肉離れした状態になっても最後までファンの前では座らず自分の足で歩いて会場を後にする姿に私の前の席のおじさんは号泣していた。
自分の状況がどんなに困難だとしても辛い顔など一切見せず、最後まで役割を全うしやり遂げる姿は観ている人の心を動かすと思います。
ただ、辛くないなんてことはなく、辛いという感覚がやりたい、成し遂げたいという想いに打ち消されているだけだと感じます。
③愛に溢れていること
武藤さんの代名詞に「プロレスLOVE」という言葉がある。
プロレスLOVEとは
「プロレスを愛する気持ちを強く持ちプロレスを行う」
「プロレスに真摯に打ち込む」などの意味を持つらしい。
この想いが根源にあるからこそ、プロレスを背負い先頭を立つものとしての自覚と覚悟が人の何倍も強いと思います。
そして、真似したいと思った考え方があります。
自分がプロレス界の先頭に立ってるからこそ、初めて試合にきたファンを惹きつけることのできるレスラーでありたいといつかのインタビューで答えていました。
自分が好きなプロレス、守りたい会社のために一肌脱ぎ続ける、時には既に人気な状態の自分をも捨て劇的にやり方を変えることも惜しまずやり抜いてきたことは先頭に立つものとして大事なことだと感じました。
◎まとめ
60歳で日本のみならず、世界中から3万人を超えるファンを集められる人は中々いないと思うのでたったの3つで凄さを表現できるはずはないが、上記の3つは今後自分の中で大切にしていきたいと感じたものです。
今の自分の努力や視座だけでは当然このような人間になるためにはほど遠いところにいます。ただ、現状もエネルギーに変え、今よりもいい未来をこの会社と共に作っていきたいと思います。
最後に、上記の3つの特徴とは関係ないですが武藤さんの名言で1番好きな言葉で締めようと思います。
「思い出と戦っても勝てない。」
アトラエも私が入社する前に上場を果たし、組織も事業も成長しています。
その時の努力や考え、先輩方の功績と戦っても勝てないと思います。
ただ一方で、まだまだ会社のビジョンを達成しているとは言えない状況です。それはいい意味で私が入社した意味もチャンスもあるということだと捉えています。
同じビジョンを志し、未来を作る当事者としてどれだけ組織が大きくなろうとも社員の働きがい、どの会社よりもファンの多い愛される会社になれるよう、未来を切り拓いていきたいと思います。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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