2017年の振り返りと学んだこと

こんにちは!今日は2017年最後の日ですね。
連投になりますがw、6年目の森山が担当します!

さて早いもので、2017年も終わりに近づいております。
皆さんどんな1年だったでしょうか?

今まではなんとなく流れていた1年も、アトラエに入ってから来年が楽しみになる。そんな毎年を過ごしております。
色々と本を読んでいる中で、せっかくだから2017年の振り返りと、今年得た感覚を残しておこうと思い、ブログを書くことにしました。

この1年はwevoxの立ち上げから、営業への着手、イベントへの協賛、サービス動画の作成、プロダクト開発、CSチームの立ち上げ、webマーケティングの開始、Blogの立ち上げなど、会社のメンバーにも協力しながら色々と取り組んできました。

アトラエには役職はありませんので、役割として、「事業責任者・プロジェクトリーダー」的なものを本当に理解し始めた1年でした。

上手くいった事、上手くいかなかった事から多くを学び、社長に2-3年前より言われ続けていた事がようやく経験として理解できるようになった、そんな1年でした。

忘れない為に、特に僕がこの1年で学んだことを3つだけシェアさせていただきます。
(なんか格言みたいになってすみません、、、w)

・複雑なことは上手くいかない
・良いものは衝突と信頼から生まれる
・自分の役割は理想を追求すること

・複雑なことは上手くいかない

みなさん「Think simple」という本は読んだことがありますか?
アップルの哲学を数々のストーリーと一緒に紹介するという内容です。

普段仕事をしていると、とにかく複雑な事が多い。そして脳の快楽的には、この複雑性の高い状況の中から、合理的に解を出すプロセスが「問題解決」としては楽しい。
これはエンジニアでもビジネス側でも一緒だと思います。

「こういうことが起きているけど、○と△がポイントで、☓を組み合わせることで・・・」
「○の率を上げて、△の数も増やしていく。その場合☓が重要になるから、ここもチェックしないといけないね」等

一方で逆説的には、「複雑な事」は必ず上手くいかない。
人間の脳では一度に記憶できるのは最大7つなんていう話もありますが、複雑化している場合、「何がキーファクターなのか」を見失っているケースが多いです。
故に、PDCAのPの部分が既に誤っている。

Think simpleも初めて読んだときは、「やっぱりスティーブ・ジョブズってスゲー」くらいなものでした、正直。でも昨日読むとまるで違ってました。何故彼が”シンプル”にこだわるのか、自分の経験も含めて腑に落ちました。

今年の後半からは、「とにかく課題をシンプルにすること」「ミーティングの終わりには、要は〇〇だ」なんて形で反復するようにしました。

・良いものは衝突と信頼から生まれる

補足すると、良いものとは「作っている本人達の想像をも超えるもの」という形で定義しておきます。

動画・プロダクト・資料、、、この1年は色々なものを作りました。
そしてどれも同様、「良い衝突と互いの信頼」が物を作る上ではとにかく重要だと再認識しました。

wevoxチームで何かについて議論するとき、よく何人かとぶつかります。
ときには感情的になり言い合いをするケースも。ミーティングの場合、衝突が起きない方が楽です。ファシリテートする側も、何も異論なく事が進む方が楽。なので、言い方をオブラートに包んだりする人も多いと思います。

一方でこれでは必ず良いものはできません。この場合、考えている1人の頭が形になるだけです。想像の域は超えない。

スティーブ・ジョブズも(多用してすみませんw)本人が全てを作っていた訳では一切ありません。本の中ではiMovieを初めて触ったときに、あまりのシンプルさ、使ったときに感じた価値に涙を流したと出てきますが、あくまでもコンセプトや状態に対してジョブズはこだわり、それを形にするのは優秀なメンバーです。

僕の場合は、プロダクトを考えるとき、少し先の事までイメージしがちです。何が理想なのか、どのような行動が生まれるべきか、そんなことを自然と考えてしまいます。

一方で中には、「どういった状態がプロダクトとして美しいか」、「何が無駄なのか」をとにかく考えてくれている仲間も居ます。「どういった表現であるべきか」に、こだわるメンバーも居ます。

だからこそ衝突は起き、中々理解し合えない瞬間も多い。だけどその衝突を経て、かつお互いに理解し、信頼することで生まれるものは想像を超えるケースが多い。なんとも表現力が乏しいですがw、「衝突と信頼」は引き続き重要視していこうと思います。

・自分の役割は理想を追求すること

アトラエでは40人程度の少数で会社を運営しています。競合視される企業は数百人〜数千人。桁が違います。

プロダクトを使う側からすると、何人で作っていても関係ありません。
「得たい価値を得られるかどうか」その1つのみ。

サッカーと一緒で、全員守備・全員攻撃という認識は持ちつつも、互いの役割を認識し、1点にそれぞれが集中することも非常に重要だと感じています。

もともとは、「物事を上手くすすめること」が僕の役割である期間が長かったです。
一方で最近は「理想を追求すること」が僕の役割だと認識しています。

Greenを作っていたときは、とにかく企画を進めてコードを書く。というスタンスから、自分より優秀なエンジニアメンバーがチームに集まりエンジニアを追い出され(w)、気づいたら営業をやっていて、気づいたら自分より優秀な営業メンバーが成果を出し追い出され(w)、「あなたの職種は何ですか?」と馬鹿にされることが増えましたw

そんな僕ですが、最近の役割は日々戦っているチームの中で、誰よりも理想を追求し、伝え続けることだと思っています。

ここでいう理想とは、各個人の思考から、プロジェクトのゴールから、プロダクトの姿から色々とあるのですが、それぞれにおいて、どういう状態が理想なのかを誰よりも考え、メンバーに伝える。明確な役割がないからこそ、これが今の自分の役割だろうなと感じている次第です。

(今は考える事以上に伝えることに課題意識をもっていますw)

とまぁ色々書きましたが、やっぱり全力で走り続けられることは楽しいですね。裁量や機会なんてのは、自分から作り出せばいいわけで、「走り続けたいと思う仲間・会社か?」という事だけ、唯一就活生がみるべきポイントかなとやっぱり思う今日この頃です。

ABOUTこの記事をかいた人

森山 雄貴

2012年のアトラエ新卒入社。入社時から、転職サイト「Green」の開発に携わる。2016年より組織改善プラットフォーム「wevox」を立ち上げ、邁進中。