半期の振り返りをしたら新しさと納得感を感じた件

今回は2016入社のWevoxSalesチーム田中が投稿します。今回は自分自身の半期の振り返りについて、組織カルチャーサーベイという「行動基準」の可視化を軸に振り返ったら非常に納得感があった話とそれを受けて次の半期目標について動き出せた話を書きます。

時期的にもこれから目標を決めていく人や自分の動き/方針を考える人も多いかと思うので、参考になれば幸いです。

「行動基準」を軸に半期を振り返ったら、短時間で納得感のある問いが得られた件

<何をやったか?>

今回はWevoxPJリーダーである森山さん発案で、組織カルチャーサーベイという8つの要素で「行動基準」を可視化するサーベイを元に、半期の振り返りを30分ほどで行いました。(組織カルチャーの概念はこちら)8つの要素とは以下で、「相互・独立」と「柔軟性・安定性」の4象限で区切られたなかに8つの要素があります。

今回は個々人が半期大事にしてきた行動と来期大事にしたい行動を可視化するため、「現状:今の役割にて自分が大事にしている行動」と「理想:次の半期大事にしたい行動」にて回答をしました。以下のような形で左が現状、右が理想の行動。

これを見ながら前期の簡単な振り返りをしつつ、理想の行動に「なぜその行動を優先度高く掲げているのか?」の背景についてとにかく深ぼって聞いていくという時間を過ごしました。後ほどの内容でわかるかと思いますが、右側部分の青色で塗られている要素が「得意な行動」で赤色が「苦手な行動」という解釈です。

<何がよかったか?>

▼自己理解の促進(自分が感じていたモヤモヤが綺麗に整理された&納得感が増した)

1.まず強みの理解

前期の自分の振り返り(現在の行動)として、「他者と関わりながらは広く動く」ことや「その場その場で小さく試行錯誤すること」は今までより増えた行動であり自分自身はそれが楽しかった半期だと振り返っていました。実際サーベイで見てみると他者と協力して働くは「チーム志向」、試行錯誤できるは「適応性」という言葉で整理され、8つの因子の中で右上部分に位置すること、改めて自分の得意な行動であり、自分自身も楽しいと感じる(力を発揮できると感じる場面が多い)領域を再確認できたことはシンプルに良かったなと感じています。

2.理想に掲げていることは本当に実現できるのか?自分に合った方向か?の問い

前期については自分の得意行動&自分が楽しいと感じる部分を改めて自覚できた一方で、何かを残せたか?でいうと成果としての足りなさや何かのピースが足りないモヤモヤ感を感じていました。今回、その足りないピースを「質のこだわり」だと捉え、上記図の右側の「理想の行動」には、適応性やチーム志向を活かしつつも「質のこだわり」を大事にする半期にしたいと掲げていました。

ここで、PJリーダー森山さんより「質のこだわりって出来るイメージある?俺はないw」という問いをもらいました

確かに、過去まる7年に渡り質のこだわりアドバイスはもらって来ているがうまく取り組めていない実績があるし、自分自身を振り返ると「質にこだわる」前に、チーム志向が強く出過ぎて質よりも関係性が気になることがあったりします。(ここが無意識にかなり強く出るタイプだと改めて理解)実際のサーベイでも現在の中で下の方にしている「質のこだわり」を、理想では上に持って来ているので、相当な努力をしないと変えられない位置にいると自覚しました。

続けてアドバイスとして「右上が強い」のであれば逆側ではなく、その隣や近いところ「顧客志向」「業績志向」「挑戦志向」あたりで何かヒントはないのだろうか?ともらいました。確かにこっちの方が既にやっている行動も多くイメージがあるので、この3つの因子の中で、具体的に「行動を変えられるもの」がないかを考えることにしました。

まず1つすぐにでも出来る行動として「業績志向」における「成果振り返り」が前期の反省からも必要な行動だと思っていたので、まず「振り返り」に時間を割くことを今月の行動としては試してみようと思っています。

こう考えると元々取り組もうと思っていた行動がどの因子に紐づくかも頭の中で整理され、改めて自分の振り返りとこのサーベイ結果の重なりが見つかり「非常に重要&必要である」とストンと腹落ちした状態で取り組めそうです。

「発散系(チーム思考や適応性が高い人:右上)」の中で自分より高いパフォーマンスを発揮している人に考えを聞いた件

<何をやったか?>

改めて8つの因子のなかで右上が強い自分を自覚した上で「チーム思考や適応性が高い人」でうまくパフォーマンスを発揮している人が「どういう考えで動いているのか?」「どういう目標設定や進み方の意識をしているのか」ヒントをもらうべく、デザイナーのきのPさん、たけてつさん、CSの魚住さんに行動の背景や自分のパフォーマンスの発揮の仕方について聞いてみました。

<何に気づいたか?>

▼発散しているようで、一貫していた。

チーム思考や適応性が高い人は、いろんな人から声をかけられやすいタイプでその中で適応してうまくやることもできる。だからこそ「行動のコンセプト」が一貫していないとただの巻き込まれ人材になる可能性がある。「ん〜デザイナーとかわかりやすい専門スキルがあるのは強いな〜」と思っていたのですが、一貫とはそこではなく「行動のコンセプト」だなと3人と話して腹落ちしました。

行動のコンセプトとは「良いプロダクトを作りたい」や「顧客の声を届けたい」や「自分のフラストレーションに正直である」等、スキルでは無い自分のコンセプトであり、そこの一貫した軸は間違いなく必要な要素だと改めて感じました。自分の行動のコンセプトとは何か?この問いを大事にしたいと思った次第です。

▼逆側に飛んでいる人はいなかった。となりに行っていた。

これはたけてつさんよりアドバイスもらいましたが、基本的に反対側は難しい。隣から広げていくという思考を持ってはどうか?隣からであれば広げていけるよと。(特に私は右半分の相互系がそもそも強そう、独立の部分にあまり行けるイメージがないし楽しい自分であるイメージもない)森山さんからのアドバイスもまさにでしたが、以下の図の「青線」は行きやすくて、赤線は難しいという話を改めて理解しました。

 

▼自分にしかできないことは何か?

3人から常に出てきた言葉として「自分にしかできないことは何か?」。自分の生存戦略として「組織や関わりの中でのスイートスポット」✖︎「自分の得意行動」を重ね続けているのだと理解しました。この場所やこのmtg、このPJにおける「自分だけの価値」や「スイートスポットを見つける意識」と「自分の強み」が重なること。言葉にすれば何度も聞いてきたことがある人も多いと思いますが、改めて、ここを「常に」「自分のすべての行動」に見出せているかというと差があるなと感じました。

▼動力はフラストレーション

これも印象に残った言葉です。これをどう解釈したかというと、自分自身は「ありたい像」と現状のギャップを埋めるために必要な行動を選ぶことが多いのですが、そもそもこのありたい像があまりにも自分と合ってない、身の丈に合っていない、そこまで強く無い場合に、このギャップを埋める行動へのエネルギー量は少なくなるし続かない。

逆に、過去振り返って自分がごくごく自然に「これが出来ないことが自分自身が勿体無いな..(例えば、いろんな人から相談はされるが聞き役以上にならないのでこれ勿体無いな..コーチング学んでみるとか)」「これが出来たらもっと楽しそうだな..」と思ったことからの行動はしっくりくるし、その後明確に自分が役に立っている感を感じる瞬間が多いなと思います。

改めて、自然体の中で出てきている「自分のフラストレーションを大事に取り扱ってみる半期」にしようと思いました。

▼余談:こういう「8つの行動基準」を理解するだけで、人から自分へのアドバイスに上記の図を描きながらキャッチ&リリースできそうな気がしています。例えば・・・

・「もっと自由に大胆に行動してみたら?」→これは行動に置き換えると「挑戦志向」の因子かな…確かにここは隣の因子なので変えられるかも。受け取ろう。

・「言っていることが一貫してない」→「一貫性」は真逆であり、一貫していることは自分自身が自然にできる行動ではない。受け取り度合いは低めにしよう。(ここはこれ自体をチームメンバーに宣言する必要があると思いますが)

みたいな形で人からのFBも「これすぐ行動に移すべきもの」or「これは置いておくもの」等、グラデーションができそうな気がしています。つらつら書きましたが、シンプルにこうやってこの組織カルチャーのサーベイを使ったことで、いろんな問いが生まれ、いろんな人に話を聞いたり、人のFBの見え方が変わったりして、やっぱ面白いな〜!!と書きながら感じている次第です。(改めてサーベイの使い方って無限大だなと…普通に面白いなと思いました。)

長文ご一読いただきありがとうございました!

ABOUTこの記事をかいた人

田中 希実

新卒からアトラエに入社(2016年入社)。入社の半年前からインターンとして働いており、現在まで一貫してGreenの新規営業を担当しています!