決断力

アトラエ17卒内定者の山口真太朗です。
現在オーストラリア国立大学のAustralia-Japan Research Centreというところで働きながら、アジア太平洋地域の経済・公共政策について勉強しています。
生まれてはじめて、自発的に勉強しています。
オーストラリアに来てすぐ、
「What is your major??」と聞かれた時は、(正直今まで何も勉強していない)「Soccer」と答えて会話を強制終了させました。
海外に来てすごく感じるのは、「自分の意見を求められること」です。
米大統領選挙やアベノミクスから、セクシャル・マイノリティなど、様々なトピックについて、
「What do you think, Shin??」と聞かれます。
「I will change the world 」豪語している手前、
「I have no idea」と答えるわけにもいかず、毎日必死に勉強しています。笑
そんな日々の中で、「決断力」について考えさせられる出来事がありましたので、自戒も込めて、ブログを書きたいと思います。
少し自分の話をすると、私は幼い頃から、決断力がないほうでした。
レストランでの注文から恋愛まで、あらゆる場面で優柔不断です。
なのでリーダーと呼ばれるポジションで、決断し、その責任をとることが苦手で、好き勝手もっともらしい意見をいいながら、最終的な責任は取りたくない、という人間でした。笑
そんな自分を変えたのは大学時代所属した、体育会ソッカー部での経験です。(長くなるので割愛)
先日フィリピンからの留学生と、話題のドゥテルテ大統領について話しました。
ドゥテルテ大統領は先日「アメリカと決別だ!」と発言したり、国内で麻薬撲滅のために人を殺したり、日本での過激な報道も相まって、クレイジーなやつだ!と思っている方が多いかもしれません。
しかし一方で国内の支持率は8割超え、数字を見ると彼の政策は国を良い方向に導いているとも言えるでしょう。
私はドゥテルテ大統領は、決断力のある、すごいリーダーだと思います。
何年か前、マイケル・サンデル教授の『これからの正義の話をしよう』という本がベストセラーになりました。
NHKでも特集されていたので、ご存知の方も多いかと思います。
有名な「トロッコ問題」から「所得再分配」、「代理出産の産業化」、「民主主義」など現実における様々なトピックについて、正義とは何か?が問われています。
本を読んだ方は大勢いるかと思いますが、こうした問題に対して本気で考え、自分の中で決断出来るまで、答えを出した人は少ないのではないでしょうか。
意見を述べることと、決断することここにはとてつもなく大きな差があります。
最近ではAIによる自動運転車の実用化に向けて、人間は「トロッコ問題」に答えを出さなければいけない状況に立たされています。
「ドゥテルテ大統領はクレイジーだ」と批判するのは簡単です。アベノミクスを理屈で論じるのも簡単です。
でも将来リーダーになりたいのなら、自分ならどうするか、という視点で考えなければいけないと思います。
現状維持の先に未来がないのであれば、いつまでも決断から逃げ続けることは出来ないのです。
(もちろん様々な角度からの意見批判も大切です。最近はNewsPicksや海外のニュースメディアを通じて様々な人のモノの見方を学ばせて頂いています。)
また海外に来て、自分がいかに勉強不足であるか、切に痛感しました。
決断や議論をする上で、材料となる知識が圧倒的に足りていない!!!
もはや日本の政治・経済についてでさえ、私より断然詳しい外人が普通にいます。
ただ唯一、どこの国のやつとでも、サッカーの話だけは、自信を持って話せます。笑
来年の4月から、社会に出て働きます。
選挙があれば投票します。
27歳までに社長になります。
30歳までに結婚して、子ども欲しいです。(ご連絡お待ちしております : shintaro2844@gmail.com)
この先、色んな決断が待っています。
勉強不足で決断できませんとか、
「俺はこう思います!」でも後は決めて下さいとか、
そうやっていつまでも決断から逃げ続けることはもう出来ないのです。
必死に色々なことを勉強しながら、間違っても失敗しても多くの決断をしなければいけない。
ここで一つ大事なのは、間違ってもいいし、自分の意見を変えてもいいということ。
先日ニュースで、国会で大臣の言動が昔と一致していない、と叩かれていましたが、
人間だから間違えることも、学べば意見が変わることもある。と思います。
アリストテレスが天動説を唱えていたくらいですから、ど派手に間違っても大丈夫!恥ずかしくない! 
トランプさんの面の皮の厚さは、見習いたいです。
信念がブレなければ大丈夫です。
最後にこれから就職活動をする皆さん(将来リーダーになりたいと思ってる人)に、
偉そうに一つだけ言いたいことは、
自分自身のことは、自分で決断して、責任を持ってほしいということ。

もし将来、人の上に立つつもりなら、
自分の決断で誰かの人生が変わったり、誰かの犠牲の上に何かをしなければいけなかったり、
辛い決断を強いられることもある。
一つの決断を前に、一週間寝れないこともある(らしい)。
それでもリーダーなら、勉強不足だろうが、自信がなかろうが、批判されようが、決断しなければいけない。
だからまずは、自分の就職活動(決断)に責任をもって欲しい。
自分自身のことを決断出来ないやつが、将来人の上に立って決断出来る訳がない。
だから親とか、周りの偉い大人達とか、自分以外の人達に自分の決断を委ねるんじゃなくて、
最後は自分で決めて、(もちろんそれまでに色んな人の意見を参考にして下さい)
その結果に全力で責任をとって下さい。
それがリーダーになる、というか社会に出る第一歩だと思います。
長くなってしましましたが、最後までお付き合いありがとうございました。
ゴーストライターさんもそろそろ疲れたみたいです。
Mr.Childrenの桜井さんはこんな時に『彩り』の歌詞を書いたのでしょうか。
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今 社会とか世界のどこかで起きる大きな出来事を
取り上げて議論して
少し自分が高尚な人種になれた気がして
夜が明けて また小さな庶民
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安心して下さい、日本に帰ったら庶民です!

ABOUTこの記事をかいた人

山口 真太朗

新卒2017年入社の山口です。 最近はyentaというビジネスマッチングアプリの行動ログやマーケティング関連のデータ分析等をしています。 趣味はサッカーで好きな選手はフランチェスコ・トッティ。好きな解説者は粕谷秀樹さんと早野宏史さんです。 あと漫画と麻雀が好きです。