良い時も、悪い時も、動じない

こんにちは、yentaチームのエンジニアで、新卒1年目の土屋 翼です。

入社して半年が経ち、いま感じていることの一部を社員ブログという形で公開したいと思います。

今回のテーマは、表題の「良い時も、悪い時も、動じない」です。
これは、これまでの人生においても何となく大事だと思っていて、
アトラエに入って、さらに重要さを再認識したテーマです。

感情の起伏を抑える

日々仕事をしていると、感情は上下するかと思います。
良い時、PJがうまくいっている時や目標数字が達成できた時、新機能をリリースできた時などです。
悪い時、PJのゴールが見えなくて不安な時や〆切が迫っていて焦っている時、プライベートで問題が生じた時などです。
僕はまだ半年しか働いていませんが、それでも何度か感情の起伏を体験しました。

そんな大きく感情が動いた時、それをそのまま表に出し、
調子が良い時は浮かれ、
調子が悪い時は落ち込み、
気が赴くままに、態度や言動や行動に見せる。

これは、自らのパフォーマンスはもちろん、自身がチームに与える影響を考えると、適切ではないと考えています。
当然といえば当然のことですが、実は難しく、かつとても重要なことだと思っています。

つまり、自分が表に出す日々の振る舞いは、
実際の感情の起伏よりも振幅を小さくする努力をし続けるべきだと考えています。
(下図で言うと、黒線ほど感情が動いても、青線ほどに感情の起伏を抑える)

良い時は、調子に乗らないように細心の注意を払い、
悪い時は、できる限り普段の自分でいられるよう歯を食いしばる。

WBC(野球世界大会)の決勝で試合を決めるヒットを打っても表情を変えず、
三振をしても堂々と歩いてベンチまで帰っていく、
イチロー選手のような姿が、理想的なイメージです。

これは、いわゆるプロフェッショナル意識とも言えますが、
プロのビジネスマンになった以上、1年目であろうと誰もが意識すべきことだと思っています。

その上で、上記の内容に自分のパーソナリティを掛け合わせるために、
もう1つだけ意識していることがあります。
自分は、いわゆる職人や仕事人のようなキャラクターではないので、
意識的に、振る舞いを少しだけポジティブな方向にずらすということをしています。


意識的に振幅を抑えた自分の感情より、少しだけ明るく振る舞うということです。
そうすることで、暗示的に自分も良い気分になってくるし(僕の場合は ですがw)、
周りのメンバーにもポジティブな影響を与えられるのではと考えています。

そのために、
しんどい時でも冗談を言い続けるし、少々腹が立つことがあっても基本は笑って流します。
この行動を美化するつもりはありませんが、
小さい頃から色んな組織に属してきた中で考えてきた、僕なりの、僕らしいチームへの貢献だと思い実践しています。

ただ、実際はまだまだ至らない場面が多いです。
先日も、普段から仲良くしてもらっている先輩から、
「最近土屋元気ないな」と心配されたり、
地味な仕事に対して、受け身になってしまう場面があったり、
良いことがあって、気持ちが浮つく瞬間もありました。

至らない点は多いですが、
少なくとも、意識して改善する姿勢を持ち続けることが重要だと考えています。

 

新人プレミアムの終わり

次に、若手としてどうあるべきか?という視点を加えてみます。
入社して半年以上が経ち、会社にも社会人の生活にも慣れてはきました。
このことから、「入ったばかりだから、このくらいでも仕方がない」「慣れてないからね」のような 新人プレミアム は、とうに通用しなくなり、
「ミスはあってもいいから、若手は勢いで突き上げる」くらいでは、
流石にもう許されない という時期になっていると感じています。

アトラエはフラットな組織なので、マネジメントをする/されるという文化は少ないですが、組織である以上、

– 周りのメンバーのエンゲージメントを上げる人
– 周りのメンバーにエンゲージメントを上げてもらう人
– 周りのメンバーのエンゲージメントを下げる人(これは弊社には1人もいませんが)
※ エンゲージメントの説明は こちら から(wevoxのLPです。)

というような構図は存在していると思っています。
時期や状況によって、どんな人であっても、上げる/上げてもらう のどちらにもなり得るとは思いますが、
ここまでで書いてきた「良い時も、悪い時も、動じない」という意識と行動を以って、
周りのメンバーのエンゲージメントを上げ続けられるような存在になっていかなければならないと感じています。

まずは、周りにエンゲージメントを上げてもらう必要もない程に逞しく仕事をし続けること、
その次に、自分の仕事や振る舞いを以って周りのメンバーのエンゲージメントを上げるように努めること、
その結果として、アトラエが最速で前進すること。

しんどい場面では助け合いながらも、
1人1人が自分のことだけではなく、周りを鼓舞できるような仕事をし続けることが、
アトラエのような自律分散型の組織が前に進むためには、特に大事なことなのではないかと考えています。

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半分自己開示、半分自戒の念を込めて、最近感じていることを書いてみました。
が、自身の影響度や価値貢献の度合いという意味では、全然力が足りていないので、
まずはメインの業務であるエンジニアとして価値を出せるよう、今日も必死にコードを書きます。

エンジニアとして学び続けることは当然しながら、
その中で、チームに元気を与え続けるリーダーとしてどう振る舞うべきか?いま、それに足る行動はできているのか?ということは常に自問をしながら、
これからも努力を続けていきたいです。