守破離の意識

こんにちは!
新卒1年目でyentaのAndroidエンジニアをしている @muttsu_623 です!

最近、コードを書いていて、スムーズに書けたり、自分の実装に自信を持つことが
割と頻繁にあります。

なぜだろうとその要因を考えてみて、1つの言葉がしっくり来ました!

それがタイトルにも書いてある 守破離 です。

仕事の「職能」を上達させるにあたって 守破離 を意識してみると学びがあったなと思いブログを書いてみました。

 

守破離とは

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。
「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

コトバンクより

 

書いている通りなのですが、修行における段階を表したものです。

これを今までの自分の仕事に置き換えて考えてみました。

 

僕の話になりますが、
内定者の4月から昨年10月までの1年半は「守」のフェーズでした。

Androidを一緒に作っていた先輩のコードにできるだけ沿うように、
そして、できるだけ早く書けるようにとにかく必死にコードを書いていました。(笑)

ここで、とにかく早く を意識できたのがよかったポイントだなと思います。

好きなアニメにSHIROBAKOというアニメ制作のアニメがあります。
その中で、長いこと絵を描く仕事をしているベテランの方がいうセリフで

速く描くには上手くなる。上手く描くにはいっぱい描く。いっぱい描くには速く描く。

というものがあります。

本当にその通りだなと思っていて、
早く描くためには先輩のコードを見習い、真似ぶ(学ぶ)
ちょっと学んだだけだと活きないので、とにかく量をこなす。

これによって、早くいいコードをかけるようになりました。

 

話が脱線してしまいましたが、
現在は「守」のフェーズを終え、「破」のフェーズにいると思います。

先輩が10月から異動になったこともあり、とにかく自分で責任を持ってコードを描く必要があります。
僕の1行1行のコードがyentaを作り、後々の関わる人が多くなるにつれ、自分のコードがベースとなります。

そのため、10月から意識しているのは、とにかくいいコードに触れることです。

改めて守破離の「破」は

「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。

日頃から、MediumやTwitterでいろんなエンジニアが発信しているブログやソースコードを日々読み、
自分でサンプルのプロジェクトを作ってみて、新たな知見を得ています。

この営みはまさに「破」のフェーズだなと振り返って感じております。

 

ちなみに、エンジニアに向けてではありますが、
参考程度に行なっているインプット、アウトプットとしては。

インプット

  • RSSで最新のライブラリのアップデートを追う
  • Mediumで記事を購読
    • chromeのhome pageに設定
    • mailで通知を受け取る
  • TwitterでAndroid強い人たちをフォロー
  • Githubの気になるリポジトリをStarし、更新はチェック
  • etc…

アウトプット

ここ半年くらいで10万行くらいは書いてます。(ほぼ自動生成なし)

 

最初の頃は、先輩が書いていたコード以外は読みづらく、受け入れがたいものでしたが、
それは単に自分のキャパが小さかっただけで、慣れれば他のコードもすぐに読めるようになりました。

「守」で速さを意識し、上手になり、確実な基礎を身につけていたからこそ、
「破」で様々なものを吸収し、自分なりに良し悪しを判断つけられているなと感じます。

そして、インプット&アウトプットしたらした分だけ成長を実感できるなと感じます。
 (同時に、世の中のすごい人をみて心が折れそうになったり、奮い立ったりします)

 

守破離の「守」「破」をプログラミング力という職能の上達において
それぞれ経験してきたなと振り返って感じます。

この守破離を意識することは別の職能である、営業やマーケティングなどを上達させる際にも転換が効くのかなと思っております。

今いる先輩の営業方法をとにかく吸収する。
その後、別事業部や他社、世界の強い営業マンの営業方法を学ぶ。
とにかく実践しながら自分の営業方法を磨く。

というところでしょうか。
(いや、書くほど甘いもんじゃない、簡単じゃないのはそれはそうだと思います。)

 

自分自身、守破離を意識してみて、自分のフェーズ、職能の上達方法やその過程を
振り返るいいきっかけにもなりました。

 

また、話は少し変わりますが、職能において「離」の状態であったとしても、
なりたい姿の守破離で考えたらいかがでしょうか?

たとえば、エンジニアリングにおいては、「離」のフェーズだったとしても、
将来的にプロダクトマネージャーになりたい場合、プロダクトマネージャーになる上で、
今の状態は「守」もしくはそれより前かも知れません。

 

守破離 を意識することで、今の仕事への取り組み方、新たな活路が見えるかも知れないなと思いました。

まだまだ道半ばの頼りないエンジニアなので、引き続き精進していきます。