Atraeの社員として、自分で会社を作るとは?

今回は、2009年新卒入社の平井がお送りします。

実は先日、社員総会において、VP賞を受賞しました。VP賞と言うのは、社員総会においては、個人の上としては上から2番目にいただける大変名誉な賞です笑。社員人数約70人となった今、そんなに簡単に取れる上ではない事は自分自身も理解しています。まったく、自分がこのような賞をいただけるとは思っておらず、当日の発表ではおそらく社内のメンバーの中でも1番驚いていたと思います。

入社して13年。いろいろなことがあったけれど、今回は自分がどのような悩みと気持ちを持ちながら働いているのかを少しだけ書き起こしてみたいと思います。

とりあえず今は感謝しかない笑

  1. 自分みたいな人間がこの会社にいてもいいんだと言う安心感。

    今回のVP賞では、この半期にわたって、エンゲージメントのセミナー講師としていろいろな場所で自分が考えていることやお客様からいただいた知見を共有し、多くの企業様にエンゲージメント向上につながるように動いてもらえることを必死にやったその結果が、認められたのだと思っています。しかし、最も自分の中で嬉しかった事は、自分みたいな人間がこの会社にいてもいいんだと言う感覚です。後でも詳しく書きますが、自分の働き方に関してはずいぶん悩んだし、ある程度申し訳ないと思いながら働いている部分もありました。しかしこの賞は、そういった人でも、Atraeを構成する社員として尊敬され尊重される存在なのであるということを端的に表してるんだと感じています。

  2. これまでの人生で最もお世話になったのはこの会社であり、この会社に関わる人だ。

    自分の人生を振り返ってみれば、もっとも1人の人間としてお世話になったと感じるのは、この会社であり、この会社に関わる全ての人たちだと思っています。自分が社会人になる前の学生の身分では、人にお世話になると言うよりは、自分がただやりたいことだけをやり、悪い意味で自分勝手に生きてきたなぁと思うので、うまくチームプレイができなかったり、社会人として全然行けてないなと思うことも多々ありました。しかしそんな中で、自分のことを快く受け入れてくれ、ビジネスにおいてある一定の成果が出せるようにしてくれたのは、やっぱりこの会社であるし、それを作ってきた先輩方や関わってる皆さんなんだと思います。

  3. 自分が抱える悩みと、どんな気持ちで働いているのかをを伝えたい。

    今回のブログでは、自分の働き方や、それに応じて発生している悩みをある程度伝えながら、今どんな気持ちで働いているのかを書いてみたいなと思います。もちろん人によっては、あんまり参考にならない内容になるかもしれませんが笑、逆に、これから自分がそういった悩みにぶつかったとき、同じようなことを乗り越えてきた先輩がいるんだと言うことを1つのロールモデルとして知ってくれたらいいのかなと思ってます。

  4. 「世界中の人々を魅了する会社を作る」のはまさに一人一人だ

    結論から先に言えば、「世界中の人々を魅了する会社を作る」のはまさにAtraeの社員一人一人だということです。誰かが正解を教えてくれるわけではありません。誰か1人の価値観が正しいわけでもないと思います。むしろ自分がほんとにAtraeと言う会社を作るんだと言う気概を持って、どうやって毎日働き方や仕事に対して真摯に向き合えるのかということに尽きるんだと思います。

まずは平井と言う人間の情報

まずは、知らない人もたくさんいると思いますので、平井と言う人間の情報を簡単に伝えたいと思います。

  1. 子供が3人いて、共働きであること

    2021年の現在の段階で僕は5人家族。6年生の長女と、4歳と2歳の3姉妹です。また妻は、共働きであり2人ともAtraeで元気に働いています。共働きにもいろいろな種類があると思いますが、うちの場合はいわゆる2人とも正社員。階層のないAtraeとしては、2人ともがバリバリのメンバーとして働いています。朝と夜は、当たり前のように家事と子育てをし、土曜日は日曜日も、基本的には半分以上が子供の相手です。保育園に迎えに行ったり、子供が風邪をひいた時は看病しながら仕事をすることも当たり前にありますし、2人とも働いている以上は、妻の仕事のバランスを考えながら自分の仕事の融通も聞かせなければいけないことも多々あります。

  2. 32歳で結婚し、今のような働き方に変わった。

    僕が結婚したのは、32歳の時。それまでは独身を謳歌していたのですが笑、結婚し2人目の子供ができた段階で、今のような働き方に変わりました。昔は朝6時台から会社に来て、夜中終電になるまで働き続けると言うようなワークスタイルでした。会社に入った時から、がむしゃらに仕事をすると言うこと自体には自信があったので、めちゃくちゃ仕事下手だったけれど笑、なんとか体力に任せて(今思えば生産性の低い状態で)仕事をしていました。

  3. 社会人になって思い知った、自分の弱さ

    大学までは、一浪、一留ではありながら、比較的周りから見れば順調と思ってもらえるような経歴を持っていたように思います。今となっては何も関係もないですが、日本ではそれなりの学力の大学も出ていました。しかし、社会人になり、自分の弱さをまじまじと突きつけられます。

  4. お金の話をめっぽう弱いし、お酒は結局強くならない。マルチタスクは苦手

    ビジネスにおいては、お金を稼いだり、プロジェクト全体を、人間やお金の観点から包括的に見る事はめちゃくちゃ苦手でした。それまでは、ただただ勉強してある教科についての知識をつければよかったところが、「答えがあれば強い」つまり、「答えがないことにはめっぽう弱い」と言う人間に自分がなっていることに衝撃を受けました。お酒も、社会人の成り立ての頃は、一生懸命強くなろうと思って、たくさん飲んだりしました。(同時に、めちゃくちゃ吐きました笑)ビジネスマンたるもの、お酒の付き合いができない人は一流にはなれないだろうと思い、夜中まで自分の体にムチ打って強くなろうとしましたが、多少は強くなりますが笑、やっぱり究極的にはそんなに好きではないですね。無理してることを自分に隠しながら、付き合っていたように思います。(うちの会社の人は優しいので、無理に飲ませたりはしませんよ笑)。それに、営業系の職種であるにもかかわらず、マルチタスクはとにかく苦手です。1つのことに集中すればある程度の成果を出せるような気がしますが、たくさんのことを同時に言われたり、メールを見たりスラックを見たり、1つのことを気にしながら他のことをやれば、何かが絶対に抜けるし、完全に忘れてしまうこともしばしば。これでも、昔に比べればマルチタスクがある程度できるようにはなったとはいうものの、まぁレベルは全然高くないと思います。今でも人に迷惑をかけているのでごめんなさい笑。

  5. 精神的にも、全然強い人間ではない。

    精神的に強いかと言うと、真面目ではあるし、頑張ろうとはするものの、うまく良い意味で手を抜いたり、楽をしたりすることができないので、自分を苦しめる方向に行ってしまうことも多々あります。過去にはそれで社員の人たちには迷惑をかけたこともいっぱいある。今では笑い話ですが! プライベートの事が原因で、まるまる1-2年ぐらい仕事がろくにに手につかなかったこともありますよ。

結婚し、子供ができたことで変わる日常

  1. それまでの働き方はまさに、どベンチャーだった

    そんな、ビジネス界においては全然ハイパフォーマーになれそうにもないポテンシャルの僕でも、働き方だけはまさにベンチャーと言う感じでした。しかし、結婚のタイミングでがらりと変わります。

  2. そもそも時間はない

    子供が3人いると、そもそも仕事をやる時間はめちゃくちゃかぎられます。一番仕事がはかどるのは、朝の4時半から7時の間だと思います。夜は子供たちの相手をしていればそんなに早朝から起きている自分は一緒に寝落ちしてしまうことが基本。土曜日は日曜日も保育園に預けられないので、朝から晩まで子供の相手や、ご飯を作ったり部屋の掃除をしたり。一番ないのは「自分だけの時間」と言う感じです。

  3. お金は独身よりも圧倒的にかかる

    また、大変なのは独身よりも圧倒的にお金がかかるということです。皆さんもどこかで知っていることあるかもしれませんが、子供1人を成人させるまでかかる費用というのは大体2000万円から3000万円位と言われています。もちろん、ある程度コストを抑えながらやる事はできなくは無いでしょうが、少なくとも独身の人よりはお金はかかります。

  4. 家事や育児は誰も見てくれないし、褒めてもくれない

    また、家事や育児はやって当たり前なので、誰かが見てくれたり、誰かが褒めてくれたりする事はありません。自分がやってる育児や、料理は、仕事にするのであればベビーシッターがやっていること。つまり時給に換算すれば3000円や 5000円もらえてもいいかもしれないですね笑。例えて言うなら、会社の仕事が終わった後に、めちゃくちゃ忙しいバイトをしてるみたいなもんです。でも、それに対して誰かが見てくれていたり、褒めたりする事は基本的にはありません。やれて当たり前です。もちろん妻や家族が見てくれている事は知っていますが、別に褒めて欲しいとも思ってるわけではありません。ただ人によってはしんどいと思うこともあるでしょうね笑

  5. 子供の悩みは自分の悩み

    時間やお金の問題だけではなく、子供が悩む事は、親の悩みでもあります。子供の教育をどうするのかということや、子供が何かしたいけれどなかなかできないこと、嫌々期と呼ばれるような幼児期特有の精神的葛藤なんかも、子供だけが苦しいのではなく、親だって一緒に苦しみます。またそれを解決するために当たり前ですがいろんな脳みそを使わなければいけない。どうしたら子供たちとコミニケーションが取れるのか、子供の将来をどうすればいいのか、そのためにお金はどのように準備をすればいいのか、そのための時間はどうやって捻出すれば良いのか、一度旅行に出れば子供たちが事故や病気にならないように気を配る必要ももちろんあります。

子供を持つことの葛藤

現代において、特に地元から離れて、親の手を借りずに子供を育てると言う状況においては、そういった時間、お金、精神力が子供のために使われる事はもちろん覚悟をしています。ここから先は、一般論ではなく、あくまで僕が勝手に思っていることです笑

会社に貢献することと子供を育てる事は両立するのか?

当たり前ですが、家族を持つことには大きな喜びが存在しています。そんな当たり前のことを細かくここで言うつもりはありませんが、皆さんも理解はできると思います。しかし一方で、それには上記に書いたような大きな縛りが出てくるわけです。

当時から真面目だった(?)僕は会社に貢献することと、自分の幸せを優先することを大真面目に悩みました。いろいろな悩みはありましたが、ざっくり言えば、「子育てをして、会社のために時間を使わない人を、会社は本当に必要とするだろうか?」と言うことです笑。

あくまで強調しておきますが、これは誰かに言われたわけではなく私が勝手に悩んでいただけです笑

でも一応自分なりの悩みの根拠はありました。例えば、全く同じ能力の2人の人間がいて、1人は子育てに自分の時間をある程度使い、もう1人は仕事だけに時間を使います。さぁ前者と後者、会社としてはどちらの方を評価するでしょうか?ちなみに僕だったら、絶対に後者を評価するでしょう。なぜなら会社に対しての貢献度が明らかに大きいからです。

人によっては、「子供を育てる事はそれとは別次元である」と言うふうに捉える人もいるかもしれませんが、人によっては、人生をかけて会社のために時間を使うと決めた人だっているわけで、それは全然悪いことでもなんでもないし、価値観の違いである。自分の人生を何に使おうとそれは誰にも文句のつけようがないのですが、一方で、「会社から評価をしたいのは、会社のためにたくさん貢献をしてくれる人だ」と言う事は、僕であれば曲げたくないと思うし、それがプロの世界だと思って自分だってこの社会人になったわけです。

だから、いろんな反論もあるかもしれませんが、僕は、少なくともそういうふうに思ったし、悩んだということです。

本当にあなたは諦めていないか?

  1. 例えばこんな例はどうだろう

    子供に関しては、1つのわかりやすい例ではあるかもしれませんが、それ以外でも例えばこんなような事はどうでしょうか。本当は子供が3人欲しかったのに、さすがに難しいと思って1人や2人にする。自分の夢であるスポーツで最後までやりたいと言うことを、仕事とのトレードオフの末、諦めてしまう。50歳になったら地元でカフェを開いてゆっくりと仕事をしたいと思っていても、そのための準備をすることが全くできていない。田舎で暮らしている親や兄弟が病気だったり、介護が必要。一緒にいたいとも思うけれど、仕事とどういう風に優先度をつければいいかわからない。自分が昔から好きだったバンド活動、音楽活動を続けてやっていきたい。NPO的なことをやってみたい、PTAをやってみたい、地域への貢献をビジネスとは違う形でやってみたい。それらは全て、真剣に考えれば考えるほど、会社に対しての貢献とどのように折り合いをつければいいのかきっと迷うはずです。

  2. あなたは20年後30年後に、あなたは本当に後悔しないか

    僕が悩んだとき1つ考えた事は、20年後30年後に本当に自分は後悔していないかということです。もしかしたら今諦めてしまったことが、20年後30年後自分を苦しめるかもしれない。そう考えたときに、行き着いたのは、「自分の人生には自分で責任を取らなければいけない。これは会社の問題ではない。これは自分の人生の問題であり、それに対して責任を持つのは自分である」と言うことでした。

自分がAtraeのあるべき姿を作るんだ

そのような考えに至った自分が、最終的に考えた事は、「自分がAtraeのあるべき姿を考えるんだ」と言うことです。少なくとも、自分の人生において全く同じ悩みに悩んでしまう人は自分以外にはいない。似たような悩みを持っている人も、参考にできる人もいないかもしれない。自分の経験は誰のためにもならないかもしれない。でも、だからといって、自分の幸せをないがしろにして、自分に嘘をつくことが本当にAtraeのメンバーとして世の中に胸を張って生きていくことができることになるのか?と思いました。そうではない、「四方良し」を本当に考えるのであれば、自分がその当事者として、どのようにすればそれが成り立つのかを必死に考えなければいけない。社員である自分をないがしろにして、会社が目指している方向性にはなれないと思うのです。

  1. 自分が本当にやりたい姿をゼロから考えること。

    人生にはいろいろな側面があります。その中でも仕事は非常に重要なポジションを示せる事は間違いないのですが、家族や趣味や友人関係はそれを無視して良いかというとそんなことはまったく無い。自分が本当にありたい姿をゼロから考えるという事はとても重要だと思います。

  2. 自分に嘘をつかないこと

    その上で同時に責任を取らなければいけない事は、自分に嘘をつかないこと。自分は会社のために頑張った、と言う事は実は簡単かもしれない。本当に難しいのは、一見すると会社の利益にならないかもしれないことをそれでも自分は責任を取ると腹をくくることだと思います。僕はコカ・コーラ元CEOである、Brian Dyson氏のこの言葉が好きです。「人生は5つのボールをジャグリングしているようなもの。ボールにはそれぞれ名前がついている。仕事 家族 健康 友人 精神。ジャグリングしているうちに気づくだろう。そのうちのひとつ 仕事 のボールだけはゴムでできている。もし落としてもバウンドして戻ってくる。しかし残りの4つは違う。ガラスでできている。落としてしまったら、傷ついたり、壊れたり、元には戻らないかもしれない。そのことを理解してジャグリングをつづけることが大事だ。」

  3. その上で、会社に対してどうしたら貢献できるかを必死に考えること

    その上で、会社に対してどうしたら貢献できるのかを必死に、必死に考えること。正直、なんとなく時間を使っていれば会社のために貢献している気になる事は簡単です。しかしそうではなく本当に会社と自分がwin-winの関係になるためにどうすればいいのかを考えることがとても重要だと思います。その働き方は、もしかしたら今のようなシンプルな正社員って言う形じゃないかもしれない。副業だって、業務委託だって、そんなのただの手段です。どうやれば会社にも貢献でき、それでいて自分が誇らしいと思える働ける姿になっていくのか。。

  4. 生き生きと働くとはそういうことだと思う

    僭越ながら、エンゲージメントのセミナー講師として「生き生きと働く」ということをクライアントのお客様に話すことがありますが、生き生きと働くと言うのは、自分が死んでいないと言うことで、それは決して簡単なことではありません。そして会社が全てをくれると思って甘えていてはいけないと言うことです。生きていくというのは、ある意味そんな簡単なことではない。もちろん死ぬほど難しいことでもありませんが笑。でも自分に嘘をついてしまったら、それはある意味生きているようで死んでるのかもしれない。生き生きしているのは表面だけかもしれない。それぐらい重たい言葉なんだと思って、働いています。

ダイバーシティーアンドインクルージョン

  1. 自分がマイノリティーにならないと分からなかった苦しみがある

    これまでの人生で自分がマイノリティーだと認識することはほとんどありませんでした。しかし、3人の子供を育てながらバリバリ仕事をする、共働きである、ベンチャーに2人とも勤めているなどの条件が重なった時、自分はかなりマイノリティーなんだということを認識せざるを得ませんでした。そもそも周りにはロールモデルになる人がいなかったし、本人は気づいていないだろうけど、自分にとっては言われて嬉しくない言葉ももらった事は何度もあります。(もちろん本人は気づいていないので、それをとやかく言うつもりはありませんが笑)でもマイノリティになったということが理解できて良かったのは、こういう風に苦しんでいる人たちが実は身の周りにはたくさんいるのかもしれないと言うことに気がつけたことです。

  2. そもそも、人間は一人一人マイノリティーである

    よくよく考えれば、すべての人は違った価値観を持っていて、その人たちが集まっている。もちろん同じ会社に入っている以上はある程度の共通の価値観を持っているものの、理解していないこともたくさんあるわけで、それを考えれば全ての人はマイノリティーであると言えるような気もします。私たちはこれからそういったことを意識しながら仕事をしていく必要があるのかなぁと思っています。

  3. これからはより多様な人が増えていく

    さらに言えば、これからAtraeと言う会社には様々な家族構成、様々な年齢、国籍、言語、宗教観、価値観を持った人たちが集まってくるはずです。そうなれば多様性をさらに複雑化していくだろうと思っています。その中で自分がある程度の経験を肌感覚として得られた事は人間として良かったことだなぁと思いました笑。そして自分がやることとしては、そういったマイノリティーの人たちの気持ちを、どこかで共有していくことなんだろうなぁとも思っていたりします。もちろん、それによって会社が堅苦しくなってしまう事は本意ではないので、新しいやり方でそれらは解決したいと思っています。

  4. 愛と所属の欲求が満たされずとても不安になること

    マイノリティーになって1番不安だった事は、マズローの欲求階層で言うと、「愛と所属の欲求」が満たされなくなってしまうことです。これは承認欲求ではありません。誰かから評価されないとか、自己実現ができないとかそんなことよりも根本的に、「自分はこの場所にいていいんだろうか、ここに所属している人間としてふさわしいだろうか」と言うものに対する不安です。もちろん周りの人からはそんな不安を抱えているようには見えないと思いますが、やはり他の人とは違う行動をとるというのは、それなりに勇気がいるのも事実です笑。いずれにしても、今回の賞をいただいたことで、その欲求が一定以上満たされた事は言うまでもありません。感謝感謝です笑。

改めて、Atraeの一員として自分で会社を作るとは

  1. Atraeの新しい働き方の1つのロールモデルになる

    僕は半年に1回の評価ミーティングの中で、自分の未来への目標の中に「Atraeの新しい働きの1つのロールモデルになる」ということを宣言しています。かれこれ3年か4年前位からこれを常に書き続けてきました。それが実施できる事は、Atraeに対しての恩返しにもなると思ったし、自分のような状態になった人でも気持ちよく働けるような会社を作る事は、すごく価値あることだと思っています。

  2. これまでにない働き方をすることになるかもしれない

    正直、まだまだこれからどのような働き方が自分にとって1番良いのかを考える旅は続くと思っています。それは、場合によっては今までのやり方とは違ったものになるかもしれないし、他の人には思いつかないやり方なのかもしれない。今は良いとされていない方法なのかもしれない。というか当の本人が今思いついてもいません笑。でも、会社の一員として自分の会社を作っていくと言う事は、そういうことに勇気を持って自らの責任で進んでいくことなんだと思っています。

  3. もがき苦しんだとしても、それを後輩に託すことが、1つの自分の姿だと思う

    かねてから後輩たちに心の中で伝えたいと思っていた事は、自分たち先輩の背中をぜひ乗り越えていってほしいと言うことです。会社と言うのは、過去の失敗や、過去の経験の積み重ねによってどんどん強くなっていくものだと思っています。それはビジネスの進め方だけではなくこういった働き方に関することも然りです。別にそれによって年収がかわらなくてもいい、むしろそんな事は望んでいませんが、そういった形で会社に貢献することも自分の1つのあるべき姿なんだと思っていたりします。

 

そして最後に、同じようにこのAtraeと言う会社を作ってくれた先輩には大変感謝をしています。多分感謝してもしきれない位でしょうね笑。

そうやって、Atraeと言う1メンバーとして自分の時代を作り、その後の世代に引き継いでいく。会社を作ると言う事は、そういうことの積み重ねなんだと改めて思っています。

長くなってしまいましたが、何かの参考になれば。

ではでは。

ABOUTこの記事をかいた人

平井 雅史

アトラエに2009年新卒入社。 新規事業→Greenクライアントサポート部署をまたぎ、多くの企業様の採用課題に対してアプローチをしている。 趣味はゴルフ、子育て、書道。