20代のキャリアについて ~牧野さんと小笹さんの対談~

末永です。
先日、ワークスアプリケーションズの牧野さんとリンクアンドモチベーションの小笹さんのキャリアについての対談を聞く機会があったのでそのことについて。
その中でも特に気になったことについて備忘として記録しておきます。
・特化した専門知識よりも総合力を鍛える
特化した専門知識などはインターネットによる情報共有力により今後陳腐化が進んでくる。
そのような知識を20代のうちに鍛えるよりも総合力として「対課題力」「対人力」「対自分力」という、どこにでも通用するスキルを向上させることが大切。
また、課題マネジメント能力の強い人は対人力が弱かったりする。
これは自分の得意とするフィールドの中でことを済ませようとする人間の性質からなるもの。上記3つの力を意識することにより自分の得意とする分野のみならずその他の分野の能力を高めようと努力することが大事。
・一番伸びるのは崖っぷち&失敗を許容する文化
人が一番成長するのは非常に優れた講師によるセミナーではなく、OJTにより上司からいろいろ教えてもらった経験でもなく、自分しかやれない、自分しかできる人がいないという状況。
成長という観点から見るときに成功するかどうかはほとんど関係なく、失敗を許容してくれる文化があるかどうかというのが非常に大きい。人は失敗を非難されれば行動しなくなる。そうすると成長の機会が減少し、大きく成長することはできない。
大企業の場合、すでに出来上がったものをメンテナンスすることが大きな仕事になりがち。多くの人が関わり失敗も許されない。また、自分でなくてはできないことなんてほとんどない。
その点ベンチャー自分でなければできないことなんてちょっと頑張ればいくらでも出てくる。また、0から生みだすものに関しては失敗が許容される部分が大きい。
概して、ベンチャーの方が成長は早い。もっと言うと自分で会社を経営してた人の方がさらに成長が早い。
大事なのはその瞬間瞬間において自分が如何にリスクを取ってまでも選択してきたかということ。
瞬間瞬間を考えて自分が如何に成長していくか。
大事だと思いますね。
もともと牧野さんはIBM、小笹さんは当時ベンチャーのリクルート出身。
両者ともに異なる価値観の会社の出身であるにも関わらず、同じような意見を持っていらっしゃったことが面白いですね。

コメントを残す