映画『マネーショート』を観てきてとてもおもしろかったので熱い想いを吐き出してみる

こんにちは!もうすぐ1年目が終わることに驚愕している平根です。

 

今回はちょっとライトな内容で、最近公開中の映画『マネーショート』についてのお話を。
月並みな表現になりますが、とっても面白くて、めちゃくちゃ勉強になる映画だったので、宣伝も兼ねて書きます!(回し者ではないですw)

 

映画館でも目にするキービジュアル。

映画館でも目にするキービジュアル。

 

思い出すと興奮するくらい感動してるんですが、なんでこんなに感動してるかというと、「金融」や「経済」の勉強をしようとすると拒絶反応により脳味噌が停電を起こすような人間(平根)が、この映画を観た直後からかじりつくようにスマホで金融業界やリーマン・ショックについて調べ続け寝不足になるほどまでに興味を持てたことが大きいと思っています。

 

さて、肝心のお話なのですが、Filmarksさんからあらすじをお借りすると、ざっくり以下のような内容になっています。

 

2005年、へヴィメタルをこよなく愛する金融トレーダー・マイケル(クリスチャン・ベール)は、格付の高い不動産抵当証券の何千もの事例を調べていく中で、返済の見込みの少ない住宅ローンを含む金融商品[サブプライム・ローン]が、数年以内にデフォルト[債務不履行]に陥る可能性がある事に気付くが、その予測はウォール街の銀行家や政府の金融監督機関から全く相手にされずにいた。そんな中、マイケルは「クレジット・デフォルト・スワップ」という金融取引に目をつけ、ウォール街を出し抜く事を画策するー。 同じ頃、ウォール街の若き銀行家ジャレット(ライアン・ゴズリング)は、マイケルの戦略を察知し、頭金なしで信用力の低い多くの低所得者に住宅ローンを組ませている大手銀行に対して不信感を募らせているヘッジファンド・マネージャーのマーク(スティーブ・カレル)を説得して「クレジット・デフォルト・スワップ」に大金を投じるべきだと勧める。 また、この住宅バブルを好機と捉え、ウォール街で地位を築こうと野心に燃える若き投資家の2人から、勝負を賭けるにあたり相談を持ちかけられるベン(ブラット・ピット)。今は一線を退いた伝説の銀行家であるベンは2人の計画に自らのコネクションを使って彼らのウォール街への挑戦を後押しすることを決意する。 2008年、遂に、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れるー。マイケル、マーク、ジャレット、ベンの大勝負が始まる・・。

 

正直、事前準備なしで観た感想は、「なんとなくわかった気もするけど…よく…わからん…」でした。
ネタバレにならない範囲で書きますが、まず「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」がどういうものなのかすら理解していない平根。それを買うということが何を意味しているのか。どうしてマイケルがデータを見て「サブプライム・ローンがデフォルトに陥る可能性がある」と判断できたのか。などなど、前提知識が足らなさすぎて、正直面白さ半減な状態。それでも作中の端々にコミカルな解説を挟んでくれるので、なんとな〜く、わかった気になったような…?という状態でフィニッシュ。

 

凄腕トレーダー、マイケル・バーリ。

凄腕トレーダー、マイケル・バーリ。

 

出てくるキャラクターたちが一癖も二癖もある面々で、観終わった後に「このやりとりはどういうやりとりだったんだろう?」というのが気になりだして、分かりそうな人に簡単な説明を求めたが最後、気付いたら一人でスマホにかじりついてお勉強状態に陥っていたという顛末です。
「あのシーンはこういうことだったのか!」というのがわかりだすと、パズルが解けるようで面白く、一通り調べた今は「絶対もう一回観る」とリベンジモードに入っています。

 

ネタバレ含む記事なのですが、個人的にはこちらの解説記事がとてもわかりやすかったです。
ネタバレ上等な方は事前に目を通すもよし、イヤな方は観てから答え合わせ的に読んでみるもよし。

 

また観たい。

また観たい。

 

弊社でも「リーマン・ショック」の時代は苦しかったと聞いていますが、その背景で何が起こっていたのか、仕組みからきちんと理解しようとする良い機会になりました。(もちろん、この映画の内容が全てではないので、どちらかというと、これをきっかけに見識を広げようというモチベーションが強くなったことに対して感謝しています。)
世界で何が起きていて、どこが捻れていて、その結果どのように日本に影響して、自分たちの生活に関わってくるのか。
大元のスケールが大きすぎるので、それを知って、もっと言うと万が一起こる前に察知できたとして、自分に何ができるのかはわかりませんが、少なくとも自分の手が届く範囲の仕組みにどこか捻れが生じていた際には、敏感に捉えて意識的に動くことはできるのではないか、なんて話を今日yentaプロジェクトリーダーの岡さんと話したりしていました。(真面目)

 

この映画がきっかけで「世の中の仕組みを知ること」の面白さを純粋に感じることができ、日経新聞を読み続けることで何が得られるのかというのも以前より深く理解できた気がします。個人的には大変貴重な体験でした!
そんなわけで『マネーショート』、とってもオススメですので、ご興味のある方は是非に。

 

ABOUTこの記事をかいた人

平根

2015年卒新卒入社でデザイナーをしている平根です。 教育学部英語英文学科出身ですが、未経験でデザイナーになり、サービス立ち上げ時からずっとyentaチームにいます。 少年漫画と音楽とビールをこよなく愛します。