マーケの松廣です。
今日は、「自分の中に基準を持つ」ということについて書こうと思います。
これは、私が思う一流の条件の一つだと勝手に思ってます。
もう少しわかりやすく書くと、目標の達成具合や良しと思う判断軸や基準が自分にあるかどうかということ。
一流の人はこの自分の中の基準をとにかくアップデートし、追いかけ続けているように感じます。
例えば、オリンピック、フィギュアスケートで連覇した羽生結弦選手も、
オリンピックという世界の舞台で連続で優勝しているにも関わらず、
もっと出来るはずだと高みを目指すセリフは記憶に残っている人も多いと思います。
彼は、以下の基準を自分で持っているそうです。
圧倒的に強い自分でいたいと常に思っている
世界1位になっても、自分が想像する圧倒的な自分にはまだ届いていないのでしょう。
また、僕が勝手に尊敬している、騎手の武豊さんも明確に自分に基準を持っていると感じさせられます。
ご存知の人も多いと思いますが、武豊騎手は、リーディングジョッキーを18回も獲得している偉人です。
リーディングジョッキーとは、その年、最も勝ち数が多かった騎手のことです。(勿論歴代最多)
彼も、自分が思う良い騎手になりたいというこの基準のもと騎乗をし続けている。
だから、彼は面白いことに、誰々に勝ちたい!なんて思ったことはないそうです。
ここで、頭に過るのは、神は細部に宿るという言葉。
「本当に素晴らしい技術やこだわり(≒一流の仕事)とは、一見して分かりにくい」ということですが、
これは、まさに自分に基準を持って自分が納得するレベルまでなし得た結果だと私は思います。
武豊騎手が好きなので、また彼の話をしますが、彼も例えば、
馬に乗ってからは、どんな時も鎧(あぶみ)から足を外さないそうです。
どういうことかというと、馬に乗った状態で足を伸ばすと、少しバランスが崩れるため、
馬にとっては負担がかかると考えており、馬を考えた時に絶対にしないということらしいです。
こういう小さいことをきっちりやれる人が強いんだろうなと考えさせられます。
他人に「そんなこと意味がない」とか、「お前では無理だ」などと言われても関係ない。
なぜなら自分に基準があるからだ、と。他人を気にしているようでは、一流なんか程遠いと。
感覚的には、自分に基準を持つということが強いことは分かると思いますが、
では、どうすればそうなるのか?
現時点の私の答えは、自分で決めた小さい約束を果たし続ける
その中で、一つ一つの小さなストレッチが自分の基準を強くしていき、
それを信じて追いかけ続けることで、結果的にそれが基準としてワークしてくるのではないかと考えています。
やっぱり自分の中の基準という、ある種の信念をもち、それを追い続ける人は格好いいと思うし、
自分もそうありたいと思います。
結局は、小さな一つ一つであり、日々の積み重ねでしかないので、
毎日、自分に負けず、愚直に信じ、やり続けようと、改めて思った次第です。
最後はありきたりな話になってしまいましたが、
僕の好きな武豊騎手の言葉を残して、今回は終わりにします。
負けは負け。その圧倒的に多い負けをムダにしないで教訓にできる人が、他の人よりもちょっと勝てるんじゃないかな。
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