今週は何回、未来を変えようとしたか?
今回は、現在4年目で、Wevoxでエンジニアをしている土屋翼が担当します。
表題の問いの回数が、
わかりやすく、自分の今の状態や、貢献の可能性を測るバロメーターになるかな?と思い立ったので、それについて書いていきます。
大前提として、「世界中の人々を魅了する会社を創る」というアトラエのビジョンは、
当然現状の地続きでは達成ができず、常に全社員が目の前の現実を塗り替え、未来を変えていかなければなりません。
実際に未来を変えられるか?どの規模での未来を変えるか?は、
個々人の今の実力や経験に紐づきますが、「未来を変えようとしたか?」については、誰でも実践できることだと思っています。
そこで、僕なりに、未来を変えようとするステップを少し分解してみると、
1. 未来を変えたいと思う
2. 現状を正しく理解する
3. 理解した現状を深掘りして、ボトルネックを見つける
4. そのボトルネックに狙いを定めて、解決策を考える
5. ボトルネックと解決策を誰かに話して、別の観点を貰い、ブラッシュアップする
6. 解決策の実行のために、仲間の力を借りる
7. 解決策を実行して、結果が出る(うまくいけば、未来が変わる)
だと考えています。
そして、この1.~7.を踏んだ回数が、表題にもある「未来を変えようとした回数」だとも思っています。
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1つずつ、いきます。
まず、「1.未来を変えたいと思う」は意識の問題。
実はこの1.を強い気持ちで思い続けられるか?ここに執着できるか?が1番大事だと思いますが、
ここの話は、僕の同期のブログに譲ります。とても良いことが書いてあります。
また、1.を強く思うには、
「なぜ働いているのか?」「なぜここ(アトラエ)にいるのか?」「どんな自分の人生を創りたいのか、どんなアトラエの未来を創りたいのか?」といった、
自分の中にある根源的な欲求に向き合う必要があると思います。
この、そもそもの問いは、多忙な日々の中でついつい忘れがちな部分でもあり、
月日と共にアップデートもされていくことでもあると思うので、
定期的に、自分で振り返る必要があるなと思います。
こういう根源的な問いは、就活や転職以来本気で考えられてない、という方もいるのではないでしょうか。
ちなみにですが、
最近、自分らのチームでこれに近い話題を話すことがあり、
自分の中でも考えた結果、
僕の、1.を思う元となる根源的な欲求は「ヒーローになりたい」「僕は、ヒーローになるために働いている」でした。
・・・・前後の文脈がないとわけわからないと思うので、スルーしてください🤔
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「2. 現状を正しく理解する」は、1.があれば自然とアンテナが広がり、達成されていくものでもあるかと思います。
オフィスにいても、ミーティングをしていても、誰かの表情や言動を見ていても、
コードを読んでても、レビューをしてても、コメントを見てても、Slackを見てても、現状を理解する種はたくさんあります。
7つの習慣でいうところの、関心の輪を広げる、に当たるのかもしれません。
ここを見誤ったり、思い込みで判断すると、
以降のステップが全て的外れになっていきます。(僕はN回やっている…)
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2.が関心の輪だとしたら、3. ~ 7. を合わせて影響の輪に当たるのかもしれません。
その中で、
3. 理解した現状を深掘りして、ボトルネックを見つける
4. そのボトルネックに狙いを定めて、解決策を考える
の精度を上げるには、
その事柄について調べ、考えた時間の総量でしかない。頭が良いとか元々詳しいとかそういうことではなく、本当に考えた時間の総量一択だなと痛感します。
ここに、いわゆるインプットの時間も含まれます。
インプットはしようとしてするのではなく、
1.未来を変えたいと思う を本気で願い、2. 現状を正しく理解する から危機感を抱けば、自然と実践しているものと考えます。
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5. ボトルネックと解決策を誰かに話して、別の観点を貰い、ブラッシュアップする
6. 解決策の実行のために、仲間の力を借りる
は、いわゆる人を巻き込むフェーズです。
1.未来を変えたいと思う を本気で願っていれば、誰に話せば、誰の力を借りれば、最も未来が変わりそうか?だけを考えて、無用な遠慮などは消えていくはずです。
5.6で尻込みする場合は、1.の気持ちの強さが足りてない場合が多いと思うので、1.からやり直しかなと思います。(僕はN回やっている…)
1.が足りない場合は、そもそもの自分の根源的な欲求とズレたことをやっているか、
頼まれ仕事で、腹落ちや理解をし切らずに進んでるパターンも多いように思います。
全ての仕事で、納得いくまで腹落ち!と言っていたら、進むものも進まないのも事実だと思うのですが、、
少なくとも、自分が主体的に周りを巻き込む規模のことを為すためには、丁寧に1.をやる必要があると思います。
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7. 解決策を実行して、結果が出る(うまくいけば、未来が変わる)
いよいよ解決策の実行です。
ぶっちゃけ、ここまでいければ、もう結果はどっちでもいいかなと思います。
全く未来が変わらず空振り三振する場合もあるし、すこーしだけ変わる場合もあるし、稀にめちゃくちゃうまくいくかもしれません。
どっちでもいいは流石に語弊がありますが、
未来が変わらなかったとしたら、それが今の自分の実力なので、仕方ありません。
1.~6.までをきちんと踏んで、また7.に辿り着けば、前回よりは確度が上がるはずです。
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このステップはどんな仕事にも当てはまると思っていて、
Productチームに属するエンジニアの僕の場合だと、
・自分のプロジェクトが、期待を超えるレベルで成功する未来
・Productチームの状態、エンゲージメントが好転した未来
・プロダクトの成長に伴い、大きく複雑になっていくシステムが、高い品質を保ち続けられる未来
が、いま具体的に僕がつくりたい未来です。(僕の中やチームの中では、もう少し1.を感じやすいようなフレーズを掲げてますが、控えます。)
それぞれ毛色は違いますが、どれも同じく 1.~7.のステップを踏んで創っていくという意味では、同じかなと思ったことが、本記事を書こうと思ったきっかけだったりもします。
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ただ、これを阻むのが、増え続ける日々のMust Doなタスクたちです。
当然、会社としてやるべきタスクを実行するのは非常に大事なんですが、
これだけで疲れていたら、表題の「今週は何回、未来を変えようとしたか?」のバロメーター的には×です。
そして、厄介なことに、未来を変えようと頑張れば頑張るほど、できることが増え、
何も工夫しないと、受信されるタスクは増え続けます笑
Must Doと責任は増え続ける中で、どう未来を創っていくか?
自分の近くを見渡しても、本当に会社を担っているメンバーは、
僕より圧倒的にMust Doと責任が大きい中で、
呼吸をするように1.~7.を繰り返し、突き進んでいます。
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ここまでつらつらと書いてきたことも、当たり前かもしれませんが、
その当たり前ができていない自分がいたのも紛れもない事実なので、
忘れないように、「今週は何回、未来を変えようとしたか?」という問いについて書いてみました。
自分がいた未来と、いなかった未来で、何が変わるのか?
どれだけ、自分が未来を創ったのか?
そのために、
今週は何回、未来を変えようとしたか?
今月は何回、未来を変えようとしたか?
そこにしか、自分の付加価値はないし、日々のタスクの先には、これはありません。
現状に満足とまではいかなくとも、
未来を変えようと考え、行動する時間の割合が減ってないか?本当に 1. ~ 7. のステップに時間を使えているか?Must Doの仕事だけをこなして疲れちゃってないか?
常にそれを自分に問うための、
「今週は何回、未来を変えようとしたか?」
これを忘れずに、日々を過ごしていきたいです。
乱文になってしまいましたが、誰かの何かの気づきに繋がれば、幸いです。
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